現代人中年、脂滅の決意(2章:開戦)
第二章:開戦
仕事は事務方である、その上緊急事態宣言で休日の外出もままならないとなるとこれはもういよいよもって肥満にトドメを刺される、デブまっしぐらになると確信を持った。
ちなみにこの頃の身長は169cmで体重は63〜64k程、適正体重にプラス1〜2キロというところ、結構崖っぷち。
ここで思ったのが「世間が脂肪を蓄えていくであろうタイミングでこそ痩せたらウケる」という思考が働いた。
では具体的に何をする、が課題として挙がったがもうこれに関しては小細工は廃す事にした。
正々堂々、推して参るである。
人が太る過程は極めてシンプルにいうと一日の消費カロリーを上回るカロリーを摂取する事によって日々蓄積されていき、いずれわがままボディへと至る。
これは周知の事実であろう。
であればまず把握すべきは一日の消費カロリーである、徒歩約20分で通勤しており昼休みも外に出る様にしていたのでこの合計運動消費カロリーが500k程。
40代男性、職業事務職であることを加味すると基礎代謝はだいたい1500くらいと想定して、合計2000k。
この2000kが一日に摂取していいカロリーの上限ということになる。
ちなみに例としてマックのセットメニューのカロリー(ドリンクはジュース、サイドはポテトMとする)は概ね1000キロカロリー強というとんでもない数値、バケモンかよ。
この日々のカロリーのログ計測にはApple Watchが多いに、いやそれ以上に役に立った。
もう現代人は何かしらヘルスログとれるガジェットを利用すべきだとガチで思う、歩数と消費カロリー程度測れる程度のお安いものでもいいので絶対導入すべき。(もしくはスマホで)
摂取許容カロリーを把握したところで、取り組んだのは至ってシンプルに2つ。
食事のカロリー制限と筋トレ、もう王道中の王道。
やろうとしたことは極めてシンプルでしたがメニューは結構過激でした。
何故なら緊急事態宣言が発令された本年2月、その頃はかなりガチ目に痩せる決意をしていたので。
どれくらいガチかというと、心の中の炭治郎が「脂肪を絶対に許さない!!脂肪細胞の一つ残らず殺す!!」と誓ったくらいですかね。
いや実際この位のモチベでした。
当時スタートした筋トレメニューとしては
・腕立て15回×3セット
・腹筋ローラー15回×3セット
・スクワット20回×3セット
これを仕事からの帰宅後一日おきにこなす。
なんで腕立てと腹筋ローラーは15回かというと、当時は20回こなせる筋力がなかったからです。
そして食事について
・朝:プロテイン飲料
・昼:プロテインバー
・夜:プロテイン飲料と卵かけご飯(ご飯は半合)
いやこれ今思うと頭おかしいでしょ、プロテイン重視にして摂取カロリー抑え目にしようという事なんですけど、なんですかこれ修行?ディストピアに生きてんの?全くもってオススメしません、心が荒みますよほんと。
とは言えこれくらいの頭おかしい食事で日々を過ごすくらいにはガチで痩せようとしていた訳です。
ちなみに私の年齢でいうと一日に必要なプロテイン量は諸説あるものの、50〜60g。
これ結構な量ですよね、プロテイン飲料が一本15gのものを日に二本飲んでいたものの、それでも足りてないわけですよ、そのため夜が卵かけご飯になっていたという事です。(卵のタンパク質が13gくらいなので)