【ICF】会員としてのプロフィールページを充実させてクライアントに選んでもらいやすくしよう
はじめに
国際コーチング連盟(International Coaching Federation: ICF)の会員になると、ICFの内部サイトに自分のプロフィールページを持つことができます。このプロフィールページは、ICFが運営している認定コーチ検索サイト(Credentialed Coach Finder: CCF)に反映されます。CCFで検索結果に上がりやすくなるよう、プロフィールベージの充実を図りましょう。
【参考】Credentialed Coach Finder: CCF - International Coaching Federation
credentialedcoachfinder.com/
プロフィールページの内容充実方法
まず、ICFの内部サイトにある自身のプロフィールページにアクセスします。
1: Edit Contact Info
まずは画面左側にある「Edit Contact Info」(上図赤丸部分)のボタンをクリックし、情報を充実させましょう。
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My Contact Information では、電話番号、Eメールアドレス、ウェブサイトの情報を設定することができます。ここで設定した情報がそのまま公開されます。
なお、電話番号の公開には抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、以下の方法で電話番号の情報を非表示にすることができます(電話番号の登録自体は必須です)。
↓
電話番号の行の右にある「Edit」をクリックすると、
電話番号の設定画面がポップアップします。
ここでふたつの作業を行います(上図赤丸部分)。
ひとつめは、「Unlisted?」と書かれた下にあるチェックボックスにチェックを入れます。
もうひとつは、その下「Primary?」のチェックボックスに入っているチェックを外します。
終わったら「Save」します。これで、電話番号の情報は非公開にできます。なお、最低限「Primary?」のチェックを外せば電話番号は非公開にできるようです。この状態と「Unlisted?」にチェックを入れた状態との違いは、正直わかりませんでした。
ちなみに、非公開にした電話番号は、CCF上では「Unspecified」と表示されます。
2: Edit Member Info
続いて、プロフィールページの真ん中上にある「Member Info」横の「Edit」ボタンを押し、情報を追記しましょう。
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記載できる項目を上から列挙すると:
「Prefix」: Dr. / Mr. / Mrs. / Ms. / Prof. からの五択。
「Middlename」: 正しい使い方かはわかりませんが、“” をつけて愛称などを登録するのもよいかもしれません。
「Non ICF Credentials」: ICF 以外で受けているコーチ認定資格を書く欄かと思います。なお、半角で50字の字数制限がありました。
「Organization」: 所属する組織名
「Title」: 役職名
その下の「Address Information」は割愛して、一番下
「Contact by」: は連絡方法の選択です。E-Mail / Fax / Mail / Phone の四択。
必要な情報更新をしたら、忘れずに右下の「Finish」ボタンを押しましょう。なお、どうでもよいことですが Save でないのには何か理由があるんでしょうか(笑)。
3: Edit Demographics
続いて、プロフィールページの真ん中にある「Edit Demographics」ボタンを押し、情報を追記しましょう。
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Demographics とはなんのことかと思うかもしれませんが、以下を見れば何を回答すればよいのかはたやすくわかります。以下項目を列挙しますと:
「Age」: 30歳以下 / 31-39歳 / 40-49歳 / 50-59歳 / 60歳以上 に加えて I prefer not to disclose my age からの六択です。
「Gender」: Female / Male のほか Prefer not to disclose からの三択。
「Years of Experience」: 1年未満 / 1−3年 / 3−5年 / 5−10年 / 10年超 からの五択。コーチングの経験年数。これだと、3年、5年のときにはどちらを選択すればよいのかわかりませんね。英語圏での常識みたいなものがあるんでしょうか。
「Coach Training Source」: ICF-Accredited / Other からの二択。注記には後掲(※)のように書かれていました。
「Completed Training Hours (to date) 」: 1-30時間 / 31-59時間 / 60時間以上 からの三択。ひとつ上で選択した教育機関で何時間のトレーニングを受けたのか。
その下から3つ、コーチとしての経験があるものにチェックを入れます。
Experience as an Internal Coach
Experience as an External Coach
Have provided coaching supervision
その下には、僕の場合はまだ適格がないので回答ができませんが、メンターコーチングに関する項目があります。適格がある人はおそらくチェックができるのだと思われます。
Qualifications for Mentor Coaching
最後に、コーチング言語と教育に関する事項があります。
日本語以外でもコーチングができるのであれば、コーチング言語を追加しておきましょう。
教育として書けるものは: ACTP Training / Bachelor's / Master's / Other / Ph. D. の五択。学位記を選択する場合は専攻分野を併せて選択(英語で)する必要があります。
必要な項目を適切に入力したら、「Save」。
※ Coach Training Source の注記:
4: My CCF Listing
コーチングの経験やよく扱うテーマなどを登録します。コーチとしての自分を知ってもらう、いろいろなコーチの中から自分を探し出してもらうという意味ではここがメインと言えるかもしれません。
プロフィールページの右列にある「My Account Links」の中から「My CCF Listing」をクリック。
↓
縦に長い画面に遷移します。この画面で、コーチングでよく扱うテーマやクライアントの層などを設定していきます。
なお、この My CFF Listing 画面の設定項目に関しては、英語にはなりますが、 ICF から解説動画が出ていますのでご紹介しておきます。
ICF Member Benefits 2021
https://vimeo.com/528918353
設定内容には大きく分けて、無料で認定コーチ検索(Credential Coach Finder: CCF)に掲載できる部分と、有料で掲載できる部分とがあります。
まずはそれぞれのスクリーンショットをお見せし、その後、中身を見ていきましょう。
無料部分
有料部分
それぞれの詳細: 無料部分
無料部分には自由記載欄はありません。所定の項目から回答を選択できるだけです。回答できる項目は以下のとおりです。なお、個別の回答項目まで載せると膨大な量になってしまいますので、質問項目のみ記載します。
Coached Organizations
Industry Sectors Coached
Positions Held
Type of Client
Organizational Client Types(3つまで)
Coaching Themes(3つまで)
Languages Spoken Fluently
Fee Ranges
Has Prior Experience Delivering Skills Training to Managers/Leaders
Coaching Methods
ここでチェックを入れるものを前提に検索されるものと思われます。ですので、自分自身の専門ももちろんそうですが、選択数に制限があるものなどはとくに、自分自分が出会いたいと思っているクライアントはどう検索するだろうかという相手視点も大切であるように思います。
それぞれの詳細: 有料部分
有料だと自由記載や自分メディアの記載ができるようになります。費用は $150.-/年 のサブスクです(毎年年間 $150.- かかります)。書くことができる自由記載欄は以下のとおりです。
Headline(200字以内 ※半角での可能性(=全角だとこの半分)があります。以下同じ)
About Me(2,000字以内)
YouTube/Vimeo
Brochures/Materials Links
Social Media Links
無料部分、有料部分ともに、編集を終えたら末尾の「Save」を忘れずに。
5 さらに
前掲の他に
My RFPs
といった項目もあります。RFP とは何かよくわからなかったのですが、どうやら提案書の類のようです。まだまだプロフィールは充実させられそうですね。
本稿は基礎的なところとしていったんここまでとさせていただきます。
最後までお読みくださりありがとうございました。