直観にしたがう
いい歳をして数珠を持っていなかったので購入。
昨日、近しい方の葬儀に参列してきたからだ。
しばらくお会いしていなかったのだけれど、関係的にとても近しい方。
私の両親と変わらないはずなのに、いつもエネルギッシュで明るい印象の方だった。
大きな病気をされて、無事に退院されたと聞いたのが少し前だったので、突然の訃報を受け、驚いた。
告別式の当日は、まちのお祭りに出張マルシェで出店予定だったので、キャンセルするかどうか迷った末、代わりに店番をしてくれるという娘に任せることで、妻と一緒に参列することを決める。
こういうことを任せられる年齢になったことが頼もしい。
告別式は近親者のみで執り行われ、人数は多くはなかったけれど、本当に近しい方ばかりで、故人を想う気持ちにあふれた式だった。
お別れの瞬間、お顔を拝見し、普段から身につけていたジャージ(ユニフォーム)やお孫さんからの手紙をみたら、涙があふれてきた。
実際にお会いしてお話したのは数えるくらいだったけれど、「もっとお話がしたかった」という寂しさが猛烈に湧き上がってきたからだ。
大病された、というお話を聞いた時に、「久しぶりだけど、連絡してみようかな」と思った自分の直観に躊躇し、実行出来なかった自分が悔やまれる。
私は往々にして、自分の直観を無視して後悔することが多いのだ。
「やりたい」と感じたり、自分で気づいた直観は、すぐに実行しないと後悔ばかり増えてしまうな、と改めて感じた。
なので、今日はトイレが壊れてしまったという妻の実家に急遽足を運んできた。
「あと何回、会えるんだろう」
「伝えたいことをちゃんと伝えているか」
「できることはしてあげたい」
「感謝をちゃんと伝えているか」
そんな気持ちを大切にしよう。
いつ、なにが起こるか分からないのだから。
きちんとお別れのご挨拶に行くことができて良かった。
娘に何度も感謝の言葉を伝えた。
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