TBC中小企業診断士2次集中講座の評判は?実際に受講してみた感想!
2024年度の中小企業診断士2次試験の結果を受けて、再チャレンジになった人も多いと思います。
その中には予備校に通うのか、通うならどこの予備校にするのかを考えている人もいるのではないでしょうか。
自分は2024年度はTBCの2次集中DVD講座を受講していました。
結果としては不合格だったものの、TBCを実際に受講した感想を書いていきたいと思います。別にTBCからお金貰ってるわけではないので好き勝手書けるし笑
2次試験の結果はこちら
TBC中小企業診断士2次集中DVD講座とは?
TBCは中小企業診断士2次試験専門の予備校です。
中小企業診断士の専門校として40年超の実績があり、特に2次試験で出題された実在企業に取材に行っているのが特徴だと言えるでしょう。
2024年度に出題された事例Ⅱ企業はここ↓
お値段は通常価格は242,000円ですが、早割が適用されると118,800円で受講できます。
TBC中小企業診断士2次集中DVD講座の進め方は?
基本的には毎月送られてくるTBCオリジナルの2次試験の問題(事例Ⅰ~Ⅳ)を解き、数週間後に添削されて帰ってきたのを復習するという流れ。解答・解説の冊子とDVDも問題用紙・解答用紙と一緒に送られてきます。ちなみに添削された解答は個人に割り当てられたフォルダに返却されます。各設問に講師のコメント付き。
要するに、毎月模試を受けるようなものだと思ってくれれば間違いないです。
また、YouTubeで講師が答案の分析をし、実際に受験生が書いた優秀答案やもう一息答案の添削動画も毎回公開されます。
それ以外にも試験委員の研究や事例Ⅳ専門の対策もあります。こちらは添削無しで自分で進めるという流れです。
TBC中小企業診断士2次集中講座の合格率は?
TBCに限らず、基本的に中小企業診断士2次試験の予備校では合格率を公開していません。そのためTBCの合格率も不明。
合格体験記の提出率を見る限りでは、そこまで低くないとは思います。
TBC中小企業診断士2次集中講座のメリット
合格後のサポートが充実
皆さんご存知の通り、中小企業診断士には独占業務がありません。そのため、仕事を得て稼いでいくにはそれなりの努力が必要。特に新人診断士はなかなか実務に触れる機会が無いと思います。
そこでTBCでは無料でライティング講座やZOOMプレゼン講座を受講することが可能。これらの合格後のサポートが充実しています。
個人的にはこれはかなり大きなメリットだと思います。
やはり中小企業診断士に限らず資格は持っているだけだと意味がありませんし、どうやって資格を生かしていくのか、合格後のサポートが充実しているのはTBCの大きな強みでしょう。
講義が無料公開されている
これもメリットの一つ。
TBCではテキストは別売りで、インプット講義は自分で進めるというスタンスになっています。
テキスト代こそかかれど、このレベルの講義を無料で公開しているのはTBCだけ。ちなみにこのテキスト、後半の抽象化ブロックシートがすごく有用なのでおススメです。
TBCを受講するかどうかをこの講義を見てから決められます。予備校選びにおいて講師との相性は重要ですからね。
問題のクオリティが高い
実際の企業をモデルにして問題を作るという、本番の試験と同じプロセスで問題を作成しているようです。この辺りは出題されたモデル企業へ取材しているTBCの大きな強みと言えそう。
また、2024年度事例Ⅰではプロジェクトチームに関する問題が出題されましたが、実はTBCでは実力完成演習でプロジェクトチームの知識を問う問題を出題していました。
試験委員を研究しているからこそ、出題の的中率が高いというのはありそうです。
予備校よりもリーズナブル
TBCは診断士ゼミナールやスタディングのような通信制予備校と、TACやLEC、EBAのようなリアルの教室がある予備校とは値段的にもサービス的にも中間に位置します。
予備校だと少なくとも20万円以上かかることがほとんどなので、それに比べれば値段的にはリーズナブル。早割適用ならね…
もちろん地方に住んでいて予備校に通えない人も、通信講座なら問題ありません。
講義の視聴期限がない
教材はDVDという現物で送られてくるので、他の通信制予備校のように受講期限が過ぎたら講義を見れなくなるわけではありません。
不合格になったとしても、教材やDVDは手元に残ってるはずなので、それで次年度も勉強できます。
実際に受講してみて感じたメリットとしてはこんなものでしょうか。
一方で気になった点もゼロではありません
TBC中小企業診断士2次集中講座の気になる点
受講生の情報収集に不安
TBCは2次試験本番の後に受講生の再現答案を回収していません。
一応次年度の最初の講座では前年度の再現答案を書くのですが、講座を受けて落ちて次年度の講座を受けない人の再現答案は闇の中に……結構欲しい情報だと思うんですがどうなんでしょう?
受験後はガチで何も無いので、ある意味ドライというか。合格発表後は口述対策もしてくれるんですけどね。
まあ再現答案を送る必要がないので受講生からすると楽っちゃ楽なのですが笑
一方向コミュニケーション
一人ひとりに合わせたサービスを提供できる予備校と違い、結局は一方向のコミュニケーション。一応質問はメールにて無料で受け付けていますが、返信にはそれなりに時間がかかります。まあこれはTBCだけでなく、通信制の予備校に当てはまるところですが。
一応リアルタイムでの双方向コミュニケーションが可能になるスクーリングオプションもありますが、これに参加するには別料金がかかります。2次集中DVD通信講座の受講生なら1回あたり4950円。一般参加も可能でその場合は11000円になります。
出る・出ないは選べるとはいえ、スクーリングオプションをフル活用すると結局予備校と値段的にはほとんど変わらないみたいなケースも。
受験生同士のつながりはできない
予備校と違い、完全通信制なので受験生同士の横のつながりはできません。ちなみにスタディングには「勉強仲間」というコミュニティ機能があったりします。
一人での受験生活は孤独な戦いになりますし、モチベーションの維持も大変。まあ個人の性格による部分も大きいですが…
TBC受講生で横のつながりがほしい人はXなどを使うといいでしょう。
受講生のレベルが高い
もう一息答案に選ばれた答案でも結構レベルが高いことが多いです。
あと平均点もかなり高く出ることが多く、他人と比べがちな人は自信を失くしてしまうかも?特に2次試験を初めて受ける方は圧倒されないようにしてください。
まあ点数なんて飾りですが笑
早期割引キャンペーンを逃すと割高
前述のように、講座のお値段は通常価格242,000円。早割が適用されると118,800円です。
さすがに20万円以上出すならサポート体制考えると予備校の方がいいと思います。
あと細かい所はあるのですが、もうええでしょう笑
まとめ
個人的にはTBCの2次集中講座はおススメ。特に早稲田出版とのつながりが欲しい人、合格後はすぐ診断士としてのキャリアを積みたい人には魅力的だと思います。
問題のクオリティも高く、全体的なコストパフォーマンスは早割が適用されている時期なら高いかと。
ただ、一人ひとりに向けたきめ細かいサポートが欲しい人や受験生同士のつながりを重視したい人には通学の予備校の方がいいかも。この辺りは個人の好みもあるでしょう。
予備校選びに悩んでいる人の参考になれば幸いです。
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