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出会い直し

夫のバイクの後ろに乗って、流れる景色をぼーっと見つめる。いつもなら、ここから道路にコテンと落ちたら大惨事だな、と怖い想像ばかりしてしまうところを、その日は全くそれがないほどに穏やかだった。この空や森に、目が吸い付いて離れない。夕暮れまであと30分ほどだろうか、青と白の中間色の空、両サイドで波のように動く緑色。森も、うとうとして寝静まる準備をしている。信号待ちの時、遠くの空がひと繋ぎに夕焼けに染まって、目を細めた。

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