引越し難民は無事ホームに辿り着けるのか 問題。

♬春はお別れの季節です。みんな旅立ってゆくんです♪

相当古い歌ですが、ご存知の方もいらっしゃったり、します?(笑)

卒業・入学、入社・転勤、色々な事情で

春は旅立ちの季節です。

旅行も ちゃんと計画が立てれて、十分な予算があれば

楽しい旅になりそうですが、

旅立つチケットどころか、ホテルが見つからないなんて

不安でしかないですよね、

今まさに、私と一緒に働いている留学生たちはその状態です。

厳密にいえば、一緒に働いていて、県内に引越す留学生は

早めに動けていたので 問題なく良い部屋を見つけ出すことができました。

更に、SNSツールを使って

引越しで不要になる 電化製品を無料で譲っていただけたりして

後は卒業を待つだけの身となりましたが、

遠方に引越す子や、私は会ったことの無い留学生たちの同級生たちも

進学する専門学校などは決まっているのに

引越し先が見つかっていない者が多数で、不安を抱えています。

さらに襲ったレオパレス問題が 拍車をかけ、

日本人にすら見つけにくい住居を 日本に来て二年そこらの留学生が

自力で探すなんて どう考えても 厳しいミッション。

更には【 出来るだけ低予算で!! 】って生活の制限もある。

今年に入ってから何件も不動産屋をあたったが

そもそも、留学生OK!!って物件自体が少ない。

「国に帰られてしまえば どうしようもないから」って

理由もわからないでもない。

私だって留学生のすべてが良い子ばかりだとは思ってはいないからだ。

そんなことは日本人だって一緒で、良い子もいれば悪い子もいる。

ただ、それだけの事だけど、やはり そのためにも

【 保証人 】は必要なのだ。

そして たとえ保証人がいたとしても【 外国人 】はお断り!

って物件のオーナーさんだっている。

それだってわからなくもない。

風習や文化が違うと、それだけでトラブルのタネに見えてしまうのだ。

実際に朝から礼拝をする国があったり、

やたらとパーティをする地域があったり、自分と違うって事は

それだけで不安の材料になるのだ。

だからお隣さんは日本人じゃないって知ると

不安になることもあるだろうし、それも現実だ。

ちょっと話がそれたけれど、そういった理由もあり

留学生が借りれる物件となると 本当に数が少ない。

今現在は 学校があっせんしてくれたレオパレスに住んでいる子が

多数いるから、その経由で違うレオパレスを紹介してもらえると

思っていたが、レオパレスはそれどころではなくなってしまったみたいだ。

引越難民は 何も引越し業者の人で不足からくる

運送の問題だけじゃなかったのだ。

そういった運送業者などの人手不足を解消すべく

海外からの働き手を呼び込むつもりでいるらしいが、

こんな状況で、一番大事な住むところが見つからないなんて

政府って知っているのだろうか…

呼んでおいて 住むところがないなんて失礼な話だよね。

結婚式に招待しておいて 料理も座席も無いってのと同じくらい

失礼。

海外から日本を目指してきた人たちは

とても少ない数の座席を争う【椅子取りゲーム】をさせられている。

引越せる物件が少ないことを知っているから

次に引越すことが出来ないし、

新たに留学生OKとなる物件が増えることも少ない。

まるで宝くじにでも当たるような確率だ。

なので、出来る限りの事はしてあげたいと、電話をかけてみるが

なかなか解決しないでいる。

でっかい社会問題で そう簡単にはクリアできそうにないけど

あきらめていいって問題でもないから 頑張っていこうと思う。

きっと 引越難民は留学生に限らずいっぱいいるんだろうけど

春に気持ちよく新しい生活を始めるために頑張りましょう!

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