[各競馬場コース別傾向]第63回 中京ダート1,900m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は9/28(土)に行われるシリウスSの舞台でもある『中京ダート1,900m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


中京ダート1,900m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2024年1回

[サンプル数] 全 178レース
北西寄り2m/s以上の風 85レース
南南東寄り2m/s以上の風 22レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Sペース]が25%程度[Mペース]が60%程度[Hペース]が15%程度となっており、前半は平均的なペースになりやすい傾向と言えます。

 風向き別でみたときの『全体』の傾向と比較すると、『南南東』寄りの風では[Mペース]の割合が若干大きくなっているものの、平均的なペース傾向であることには変わりないと言えるでしょう。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が20%程度[先団]が45%程度となっており、これらを合わせると65%程度の割合となっており、前目が有利な傾向になっています。これに対し、[中団前]は25%程度[中団後]は10%程度[後方]は1%程度となっており、後方の位置取りになるとかなり厳しい傾向と言えるでしょう。

 風向き別の傾向を見ると、全体の傾向とはそれほど大きな違いは見受けられず、風による影響はあまりないと言って差し支えないと考えます。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 まず、『全体』のグラフを見てみると、[1~11番]の成績がやや良い傾向で、[12~16番]の成績がやや悪めの傾向。極端な外目の枠になるとやや厳しい結果が現れています。

 風向き別に見ると、凸凹の目立つグラフとなっており、傾向を掴み取ることは困難であると言えます。


【結論】

 中京ダート1,900mのコース傾向は、以下の通り。

●前半は平均的なペース傾向。

●前目に付けられる馬が有利な傾向。

●[1~11番]の成績がやや良く、[12~16番]の成績が悪めの傾向。

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