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【射撃のはじめかた】射撃教習をやってみた話

射撃教習の申請も完了し、ついに射撃場で実際に銃を撃てる資格をゲットしました!
射撃場の予約をした時のことや、持ち物、教習で実際にクレー射撃を行った経験について、思い出しながら書いていきます。

①まずは予約から

射撃教習の予約は、射撃場に直接電話してスケジュールを調整します。
「射撃教習の予約をお願いします」と、若干緊張しながら電話を掛けましたが、応対はとてもフレンドリーでスムーズに予約が取れました。電話では持ち物や服装のアドバイスももらい、住所や連絡先も伝えました。

予約後は射撃場からテキスト×2冊(散弾銃の場合)を自宅に送ってもらえるため、テキストの到着後はしっかり読み込んでおくのがオススメです。

②射撃教習の持ち物や服装は?

予約時に確認して、当日持参した物としてはこんな感じでした。

  • 教習資格認定証(ペーパーテストの合格証)

  • 猟銃用火薬等譲受許可証(弾の購入許可証)

  • 事前に射撃場から送付されるテキスト×2冊

  • 筆記用具とメモ帳

  • 耳栓か電子イヤーマフ

  • かかとのある靴

  • 現金30,000~40,000円(教習代、弾代など)

  • 昼食、飲み物

そして教習当日に着て行った服装はこんな感じ。

  • スポーツウェア

  • パーカー

  • トレッキングパンツ

  • トレッキングシューズ

他の参加者もそれぞれ動きやすい服装を選んでいました。
服装は季節や気候によって変わるので、予約時に電話で確認すると良いでしょう。

また私の場合、教習費用の決済は現金のみでした。昼食や飲み物の購入も現金で行うため、多めに持参することをおすすめします。

耳栓は100均のものを持参しましたが、銃声の爆音をあまり防いでくれなかったため、当日はAirPodsのノイズキャンセリング機能を利用しました。
聴力へのダメージが心配な場合は、高性能な耳栓や電子イヤーマフを用意すると安心です。

③教習は座学からスタート

教習当日、初めて訪れる射撃場に緊張しながら足を踏み入れました。
集合場所には20~40代の男性が大多数で、一部女性も参加していました。

教習の前半は座学です。教習の講師の先生と一緒にテキストを読んだり、図表を見ながら説明を受けました。座学の内容は基本的な安全管理に関するものが中心で、例えば下記のような内容が含まれていました。

  • 銃口を人のいる方向へ向けない

  • 射撃時以外は引金に指を入れない

  • 銃を構えた時に首が傾かないようにする

  • 射撃の時は体に力を入れ過ぎないようにする

座学後半はひとりずつ上下二連銃が配られ、模擬弾を装填して射撃姿勢の取り方や撃発、脱包の練習を鏡の前で行います。また、分解と組立の練習も行います。
初めて触れる実銃はずっしりと重く、金属の冷たさと木製パーツの質実剛健さが感じられ、玩具の鉄砲とはまったく違う質感です。

ひとしきり射撃動作を教わった後は、射撃場内で装弾(散弾)を購入します。弾は1箱25発入り値段は1,500円ほど。その後、装弾を2箱持って射撃レンジに入ります。

④いざ発砲

レンジに入ったら講師の先生から再度安全上の注意のおさらいを受け、それぞれ射撃順のゼッケンをつけた射撃ベストを着用します。

教習を行う射撃場によりますが、私が受けた教習では「トラップ射撃」で教習試験を行いました。トラップ射撃のルールは下記のリンクがわかりやすいです。

射撃は25発で1ラウンド×2回行い、1回目は練習、2回目が本番です。
トラップ射撃の場合、合格ラインは25発中2枚以上命中なので、命中率8%以上で合格です。

また教習では加点以外にも減点方式での採点(減点20点以上で不合格)もあり、具体的には下記の行為が減点対象になるので注意が必要です。

  • 銃口を人のいる方向へ向ける (マイナス10点)

  • 射撃時以外に引金に指を入れたり、かけたりする (マイナス10点)

  • 銃を暴発させる (マイナス10点)

  • 銃を銃架に置く際に機関部開放を怠る (マイナス10点)

  • 実包を装填したまま射台を離れる  (マイナス10点)

  • 銃を手にしたり射台を離れる時に脱包確認を怠る (マイナス10点)

  • 射台以外の場所で実包を装填する (マイナス10点)

  • 不発発生時に射撃姿勢のまま10秒待機しない (マイナス5点)

  • クレーが発射されるタイミングを著しく失する (マイナス1点)

  • 標的の方向と著しく異なる方向へ発射する (マイナス1点)

いよいよ自分の順番が来ました。
射台のスピーカーへ掛け声を発すると同時に、蛍光オレンジ色のクレーが飛び出します。照準がクレーを追い越した瞬間、引き金を絞り、肩を押されるような反動と銃声が響きます。最初はなかなか命中しませんでしたが、何度か挑戦してついにクレーを撃破することができました。

初めてクレーを撃破した時の爽快感やドキドキは普段の生活では味わえないもので、これから射撃を始めたい方にもぜひ経験してほしいです。

教習の最終ラウンドでは、25発中16発を撃破することができました。
以下に、クレーに命中させるために講師の先生から教わったポイントや自分なりに意識した点をまとめたので参考になると嬉しいです。

  • 銃を構える前、構える時は体の力を抜き、フォームが強張らないようにする。

  • 掛け声を出す際は、「ハイ!」と発声するよりも、「はあー」と発声する方が頬周辺の動きが小さくなり当てやすく、スピーカーが正しく声を拾ってくれる。

  • 頬付けの際は口を半開きにした方が銃のストックと頬骨がフィットして命中率向上につながる。

  • 反動や肩の痛みを気にして肩付けを緩くすると照準線に誤差が出て当たらなくなるし、かえって肩を痛める可能性が出てくる。

  • クレーを撃つ時は引き金を「引く」よりも「絞る」イメージで指を動かすと、撃発時の銃身のブレを減らし命中率向上につながる。

  • クレーを撃つ時は、追い越しざまに思い切りよく射撃するとうまく撃破できる。撃発のタイミングは遅いよりは早い方が当たりやすい。

⑤この記事のまとめ

この記事では、実際の経験を基に、射撃教習の予約や持ち物、クレーを撃破するコツを紹介しました。
これから射撃教習を受ける方や射撃を始めてみたい方にとって、少しでも役立つ情報となれば幸いです。特に耳栓は免許取得後も射撃場で使うため、自分に合った高性能なものを用意するのがオススメです。

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