色鉛筆のはなし
一年半ほど前に老人ホームから、おかんがリハビリの時に使う色鉛筆を用意して欲しいと言われ、12色入りのクーピーペンシルを用意しました。
でもおかん自身がリハビリに積極的でなかったのか、それともリハビリメニューそのものが変わったからなのか、その後クーピーはほとんど使われた様子がないまま部屋に放置されていました。
そして今年の春先、おかんは入院した事をきっかけに、身体機能が著しく低下して、もう色鉛筆を使う事も出来なくなってしまいました。
そんなわけで、ほぼ新品のクーピーは私が施設から回収することにしました。
「クレヨンとクレパス、どっちが好き?」問題に答えると(そんな問題があるのかは知りませんが。。)、私は断然クレヨンが好きです。
あの形状。あの丁度いい柔らかさ!
(クレパスはちょっと柔らかすぎるのです。。)
そんなクレヨンと見た目の近いクーピーは、小学校時代の私の憧れでした。
でも他の色鉛筆より価格の高いクーピーを当時買ってもらえることはなく、それ以来、一度はクーピーを使ってみたい!鉛筆削りで削ってみたい!削りカスでも色を濡れるのか試してみたい!と思い続けてきました。
そして何十年の時を経て、ようやく手にしたクーピー。今朝の日記でさくっと試し書きをしてみました。
書き味は硬くて色は乗りにくく、クレヨンとは全然違うものでした。
普段シャーペンの芯も「B」より柔らかい芯を選ぶくらいなので、クーピーの硬さは正直なところ私好みではありませんでした。
でも何となくこの硬い書き味を、以前に経験した事があるような気がします。
全然記憶には残っていませんが、もしかすると子供たちの小学校の道具箱にクーピーが入っていて、それを触った事があるのかもしれません。
とにもかくにも、憧れのクーピーは残念な結果となってしまいましたが、使い慣れたらまた違ってくるのかもしれず、もうちょっと模索してみようと思います。
それにしても、色鉛筆って商品によって書き味が違ったりするものなのでしょうか。
お店で試し書きが出来ないのがネックです!