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退職後、書いて書いて書きまくった⑤
さて、私が実施した3種類の書く作業の大トリ「メモワール」について語ります。
これはこれまでの人生の振り返りで、5歳刻みに当時の記憶を思い出せる限り文章として書き出すというものです。
箇条書きではなく、文章です。
このワークに類似することは、ジュリア,キャメロン以外にも提唱する人がいて、「モーニングページ」みたいな縛りはありません。
但し何度も言いますが、私は著書を読んでいないので著者の正確な意図はわかりません。あしからず。
他の人の表現では「自分の棚卸し」とありました。
この作業ですが、ぶっちゃけキツイです。
めちゃくちゃキツイです!
何がキツイって、自分自身の振り返りそのものが相当心削れる作業でした。
まだ幼少期は楽しい思い出、懐かしい思い出として振り返りが出来ます。色々思い出すこともあって、それなりに作業は楽しいです。
いわゆる思春期にあたる中学、高校時代もギリ楽しいところはあります。ふつふつとイタい部分が沸き出てくる時代なので、それなりに黒歴史に赤面することもありますが、ギリ耐えられます。
そもそも思春期だから〜ということで、自分の中で許容している部分もあります。
ところが大学時代あたりから、何となく「おや〜?」という、びみょーに許容し兼ねるものが現れてきます。
そして社会人。結婚。出産。育児。
その辺になってくると、もう自分自身に耐えられなくなりますσ(^_^;)
「え、私ってこんなにクソみたいな人間やったん?」
ひとことで言うと、あまりにも愚か!
私は今までこんなにやらかしてきたん??
私以外の人からすれば「なんのこっちゃ?」な話ですね。
はいすみませんσ(^_^;)
一例を書くとすると、私は結婚以来旦那と耐えずバトってきました。
結婚前も、新婚時代も、子供が産まれてからも、随分と決戦を繰り広げてきたわけです。
「何で結婚したん?」と言われても仕方ないわけですが、なんやかんや腐れ縁で今に至っています。
バトルの原因なんて、本当にくだらない事です。
そして、くだらない事に拘るのは、元を正せば自分の理想を押し通したいという、ただそれだけなのです。
これは旦那も同じで、結局夫婦喧嘩なんてお互い理想の押し付け合いなんじゃなかろうかと思います。
私は自分の理想を相手に理解されない事に憤るくせに、相手の理想については自分の世界観と合わない、人は人と切り捨てて、マイワールドでふわふわ漂っている。
そんなどうしようもない一面が「メモワール」で浮き彫りになりました。
自分はもう少し善良な人間だと思ってたので、なかなかにショックでした(^_^;)
色々表現しきれないですが、とにかく「愚か」以外に言葉が浮かびません。
きっと私にも人に優しい所はあるはずで、社会的には人畜無害な人間だとは思います。
でも自分が生きてきた時間を濃縮して目の前に晒すと、支離滅裂でぐちゃぐちゃな所ばかりが目につきます。
その上「何かになりたい」という曖昧な理想もあって、あれこれ手を出しては、2年ほどで挫折して別のものに手を出すということを繰り返してきてきます。
中学高校時代の黒歴史は軽く見逃せても、大人になった自分の厨二病は直視できないです。
こんな支離滅裂な自分に家族や近親者を巻き込んでたのかと思うと、本当に土下座したい気分になります。
「メモワール」は、自分はどんな事が出来るか、どんな適性があるのかなど、今後の仕事を考える上で何か掴めるのではと期待していたのですが、はっきり言って自分の罪状を書き並べられているような気分でした。
それでも直近に至るまで書き切ったのは、「メモワール」つまり「自分の棚卸し」をやり切ることで、何か変化があるものなのかという好奇心があったからに他ありません。
③でひとつ書き忘れていましたが、私の根源的な欲求のひとつに、「知的好奇心を満たしたい」というものがあります。
今回正にその好奇心を満たすためにやりきったということになります。
後出しではなく、本当に書き忘れていました。
まぁ今更ですが、③に追記しておこうと思います。
「メモワール」の感想を一言で表すと、
メモワール、こわ!! です。
次回は全てのワークを終えての総括を行いたいと思います。