北海道縦断歩き旅 22日目 「大雨の歩み」初山別~
この日は午後から大雨になりそうだったが、このホテルに2泊泊まりたくなかったので午前中にできるだけ進もうと思い出発。
チャックアウトの時に受付にカギを返す際。
受付に目を合わせて声をかけてカギを置くも、沈黙。
受け取りもしないので、あっけにとられて少し間があった後、
「(鍵)置いといてもらえれば、チェックアウト済んでますけど?」
黙って置いて行けばよかったのか?
ホテルのシステムを知らなかったのが行けなかった?
コロナだからと言って近づいたわけでもないし。
見送りの言葉も当然のようになくホテルを後にする。
俺が何かしたのか?
昨日から引きずったまま、気分が悪く朝をスタートする。
あまりTVを見ていなかったが、北海道のTVでは毎日のようにコロナの話を一日中報道していた為。
道外の観光客がこなければ感染者0人のままだったのに。
と言う感情があったのかもしれない。
緩やかに起伏がある道を通る。
午前中にできるだけ進みたかったが、坂道のせいかなかなか距離が稼げなかった。
朝食も食べていなかったので、塩分や糖分を欲しながら水だけでしのぐ。
11時頃から雨が降ってくる。
今まで何度も雨に濡れてきたが、通り雨の場合が多かった。
長時間、じっとりと濡れ続けたのは初めてで、カバンの中が心配だった。
上の写真は降りはじめで、そのあとは雨で前が見えずなり、車もライトをつけて走るぐらいの大雨となった。
水たまりも多かったが、坂道の手前などは道路がすっぽり水の中に埋まり続けている箇所があり、通る車の水しぶきが大きな翼のように広がる。
水たまりを避けてくれる車も多かったが、お構いなしに駆け抜ける車が通り全身に水をかぶった。
水たまりの前後は車が通り過ぎるまで道の端に避難したりなどしていたが、
一度全身に水を被ってからはただただ道を進んだ。
道の駅に着く。
グーグルマップでは道の駅が小さいが、行ったときには大きな施設になっていた。
みっともないくらいびしょ濡れだったが、同じくらい濡れている自転車の人がいて安心した。
体が冷えたため温かいラーメンを食べた。
この日、皮肉にも全国的に晴れ、関東では猛暑日で倒れる人も多かったらしい、北海道の中でも稚内近くのこの場所だけ大雨だったみたいだ。
これから、雨は止む気配がないので、土砂降りから大雨くらいに変化したタイミグで出発する。
14時頃、遠別でホテルをとる。
女将さんが高齢で距離をとる。
コロナも心配していたみたいで、夕飯と朝食は付けずセイコーマートで弁当を買う事にした。
お盆の予約の電話が来ていたが休むと話していた。
手洗いで洗濯し、濡れていた荷物と合わせて扇風機を当てる。
進んだ距離は短かったが雨で体力が奪われて疲れたせいか、
この日は17時に寝た。
22日目終了 歩いた距離 20km
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