卒業論文
提出を終えた日、帰りの電車で綴った。
―――――
思えば思うほど
自分の力じゃなかった
やってるときは必死で
終わってすぐは達成感でいっぱいで
自分でやり切ったって思ったけど
時間が経てば経つほど感じた
私は何もしていない
すべてみんなのおかげ
文章にしたのが私だっただけで
材料はみんなが用意してくれた
調理するレシピも
包丁をにぎる勇気も
火を使う術も
みんなが教えてくれた
研究者ってすごい
誰のための研究かと考えれば
それは必ず「現場の人たち」である
現場の方々が動きやすいように
より良い実践ができるように
はたまたやってきたことに自信が持てるように
研究者は観察し、思考し、提案する
もちろんそこに喜びや楽しさを感じるから研究者をやっているのだろうけど、それにしても人のためにこれだけ頭を使うってすごい
こんなことを書きながら
「そんなことないよ、あなたはよく頑張った」って
言ってほしいとか思ってるのよね
今年は自分で自分を満たせるようになることが目標だから
自分で言っておく
私はよく頑張った。
一緒に活動してくださったみなさま、指導してくださった先生方、支えてくれた家族…ってそれは謝辞で。笑
一度でも一言でも陰ながらでも応援してくださったみなさま、
本当にありがとうございました!!!
ぜひ、ぜひ!遊んでください!!
―――――
提出から数時間後の、飾らない気持ち。
吐き出したくて書き出したから、誰に向けてるのか、誰かに向けてるのかさえ分からない文章だけど。
そして少し時間が経ってからの、あとがき。
研究者のくだりは、やっぱりちょっと違ったかもしれない。
現場のために、誰かのために、って、もちろん表向きや部分的にはあるかもしれないけど、根本はやっぱり研究者が研究したいから。
それをなくして研究は成り立たないし、
その結果として現場のためになる研究が生まれるのだろう。
研究のけの字をかじれてもない、学部生の感想でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?