大井町バル【宮崎辛麺】コク深い辛さがクセになる!一度食べたら虜に
東京の大井町は駅周辺に飲食店が密集しており、食事処としても楽しめる街。狭い路地には昭和レトロな飲み屋もあり、歩くだけでさまざまな店と出会えるだろう。駅から少し離れた「すずらん通り」には2020年にオープンした「大井町バル横丁」がある。
その中には、真っ赤な見た目とクセになる辛さで、やみつきになる「宮崎辛麺」があるのだ。宮崎辛麺は明星食品からインスタントラーメンとして発売されていて、全国に店舗も出しているラーメン屋。今回は大井町の宮崎辛麺を紹介したい。
さまざまなお店が入った店内
お店は2020年にオープンした「大井町バル横丁」の中にある。大井町バル横丁は、スペインのバル文化と日本の横丁文化を融合させた場所がコンセプト。店内は中華やワイン、エスニックなどを扱う8店舗が集結している。ワンフロア内で、手軽にハシゴ酒を楽しめるのが特徴の一つ。
宮崎辛麺のお店は、入口近くの場所でL字のカウンター席のみ。目の前が調理場になっていて、出来上がる工程をリアルタイムで見学できる特等席タイプだ。
辛さを強調したメニュー
辛麺と名乗るだけあって、どれも辛い味付けのラーメン。「鬼辛」は真っ赤な見た目で食べる前から、辛さが伝わってくる。ファンも多いのだとか。
サイドメニューも充実している。ラーメン屋では定番の餃子ではなく、豚バラナンコツポン酢やごぼうの唐揚げがある珍しいラインナップだ。選ぶのも楽しくなる。
辛さは好みで選べる。初めての人は美味しく食べられる5倍くらいがよいだろう。メニュー表には30倍までと書いてあるが、リミッターを振り切った「135倍」で食べた猛者がいるようだ。
骨までトロトロの「豚バラナンコツ」
じっくりと煮込まれた豚バラナンコツ。ポン酢で味付けされた一品。箸で掴むとプルプルとした柔らかな感触が伝わってくる。食べてみると、舌先で煮崩れするほどトロトロした食感。骨もやわらかくてジューシーな肉の甘味がたまらないぞ。
辛旨くてクセになること間違いなし!
運ばれてきたラーメンは、マグマのように真っ赤で刺激的なビジュアル。食べるのも勇気がいるラーメンがもしれない。
卵はふわふわの優しい食感。半熟のように溶け出しているため、食べるというよりもスープのように吸い込める。
今回は5辛にした。サンラータンのように酸味が効いた味わい。それでいて、にんにくがスパイシーなアクセントも与えてくれる。飲み進めていくと、まろやかな辛さが増していくスープだ。酸味が効いているためか、見た目ほど味付けは濃いめではなく、スッキリとしている。
宮崎辛麺は独自の「こんにゃく麺」を使用している。冷麺を彷彿させるような色合いで、くにゃくにゃとした弾力のある食感をした麺。スープの旨味をまとい、辛さを届けてくれる。
こんにゃく麺だから、ヘルシーなのは嬉しいポイントだ。
食後の感想
最初は真っ赤なスープの色合いに驚いた。しかし、酸味の効いたスープを飲んだ瞬間から、夢中で麺をすすっていた。気が付けば、辛麺のとりこに。まとわりついてくる辛味がクセになる一品だった。