ラーメンに乗っているトッピングの「海苔」をどうやって食べますか?
ラーメンのトッピングの代表格と言えば「海苔」ではないだろうか。
チャーシューやメンマと肩を並べるくらいのレギュラー。
醬油でも味噌でも、どんな味とも相性がよく、使い勝手の良いトッピングでもある。
なんでもできる優等生的なタイプにも思えるけど、自分の中では器用貧乏な感じも否めない。
チャーシューのような派手さはないし、どちらかといえば地味な存在。なにより海苔の食べ方に困惑する。
トッピングの食べ方は人それぞれあるだろう。
麺に巻いたり、スープにつけたりとさまざまな方法がある。
もちろん、そのまま食べることは可能だけど、あどけなさと寂しさを感じてしまう。
ラーメンを食べているはずなのに、海苔だけ食べるのは味気ない。
個人的に朝ごはんを思い出してしまうからだ。
ラーメンはスピード勝負なところもある。
冷めてしまえば不味くなるからだ。
だからこそ、トッピングを食べる順番やこだわりが出てくると私は考えている。
自分の好きな食べ方としては、最初に沈めて汁を吸ってクタクタになった状態にしてから食べる。
この食べ方は豚骨ラーメンのスープと相性がとても良い。
濃厚でコクがあり海苔のほのかな甘みが加わり、まったりとした味は絶品。
トロトロになった海苔がつるっとした喉越しがたまらない。
個人的にお気に入りの食べ方ではある。
そんな王道な食べ方をする私が、衝撃的な食べ方をする人に遭遇した話をシェアしたい。
たまたまカウンターの隣に座った人の海苔の食べ方に、ただただ感心。
その方は、海苔をライスの上に乗せてスープを掛けて食べていた。
独自の発想とアレンジした食べ方に目を奪われてしまったのだ。
衝撃的だった、その発想はなかったからね。
スープをかけて雑炊のような状態にして、さらに海苔をのせる。
クタクタになったほぐれた海苔とスープのうま味を吸収したライスは、ハズレがないでしょう。食べる前から旨いとわかる食べ方だろう。
この食べ方なら、ラーメンを三度楽しめると思う。
まずはラーメンをそのまま食べて、残った汁にライスを入れて雑炊に。
そして、味変として残しておいた海苔を溶かして、魚介風味にする。
これで3度楽しめるはず。
他にも美味しい食べ方がある気がしてならない。
まだ見ぬ斬新な食べ方に出会うべくラーメン屋へ通うべきだな。