12月18日

作文というものを最近やってなかったし、
日記を始めてみようかなって気分だったから、
はじめます。
わたしが振り返ってたのしめればそれでいい。
むしろ、ひとに読まれたくない。
帰ってください。

◆歯医者さんの日
歯医者さんの治療中って、どこを見ていたらいいのかいつも悩む。
あんまりキョロキョロするのも不審だし、
何もないところをじっと見つめてるのも心配な感じがする。

さらにきょうは横になったまま10分くらい放置されている時間があった。
診察中に座らされる例の椅子はリクライニングしたまま。
羊毛があれば、つつけるし、
iPadがあれば、お絵かきができるし、
ニンテンドースイッチがあれば、どうぶつの森で雪だるまがつくれる、
しかし、手荷物は没収されたまま。

なにもすることがない。。
寝る?……いや眠くない。し、
治療していただいている立場のわたしのような者が寝てはいけない。

しかたがないから、
眼球の上をホコリが流れる様子をぼんやりながめた。

歯医者さんの治療中だけは、
眼球ってなくてもいいなっておもう。
メガネと一緒に外しておけたらいいのに。

◆ノラネコぐんだん
外出は最低限に控えるというのが、
パンデミック以前からの私の生き方である。
お出かけしたからには、
今後1週間は外に出ないつもりで後悔なく用事を済ませたい。

わたしは工藤ノリコ先生の
「ノラネコぐんだん」という絵本のシリーズがとても好き。
ノラネコぐんだんがプリントされた布地を購入するというのが、
きょうのふたつめの目標だった。

ノラネコを目指して、
めったに行かないすこし遠い手芸屋さんへ。
ほしかった布地を発見!
無事に手に入れることができた。
「あるだけぜんぶください」しちゃった!
やったー!

お目当てさんを入手したあと、
おもちゃだいすきなわたしは、
同じ建物のガチャガチャ屋さんに寄った。
そしたらそしたら、ノラネコぐんだんの立体さんを発見!

回したー。いっぱい回したー。
父の労働の対価を数多の百円硬貨に替えて、
ガチャガチャに注ぎ込んだ。
そしてお迎えした!エコバックいっぱいのノラネコたちを!
しあわせ!&、しあわせ!

きょうはいい日だ!

◆コウツウジコ
わたしはわるくないんです。
いや、運転していたのはわたしじゃないし、
運転者の愚弟どんもわるくはないのだけど。
それどころか、交通事故でもないのだけど。

きょうの交通機関は自家用車だった。
というか、わたしの交通機関のだいたいは自家用車である。

帰り道、前を走っていたバスが停留所で停留した。
うちの乗用車もいっしょに停留した。
急いでいないし、片道一車線な広くない道路だったし。

そうしたら、うちの車の前で自転車のおじさんがころんだ。
停まっているうちの車にごっつんってたおれた。
心配な転び方だったから、車から降りておじさんの安全を確認した。
車の左前には、
倒れた自転車と、
倒れたおじさんと、
自転車のカゴから落ちた本屋さんの袋があった。

わたしは「だいじょうぶですか」と聞いた。
おじさんは「だいじょうぶです」って言いながら、
よろよろと立ち上がった。
わたしはすこし心配ではあったけど、
おじさんが立ち上がって歩くのを確認して助手席に戻った。

戻ったら、愚弟どんに「車は大丈夫?」って訊ねられた。
あんまり見てないけど、「だいじょうぶだとおもう」って答えた。
ころんで体をぶつけて、痛かったにちがいないおじさんに向かって
「傷になってるかもしれないから、連絡先をください」とか、
ゆえない…。
もめごとやだ。
おじさんが無事だったからそれでいい。

車は父が購入した車だ。
ことしの春、父は癌で入院した。
死ぬ前に新しい車が欲しいと言って買った。
手術で切除できたから、命に別状なかったのだけれども。
まあ、不安だったのだろう。

父は車をとても気に入っている。
彼は家事をひとつも手伝わないことでおなじみの不精者だが、
そんな彼が気がつくと洗車しているくらいには気に入っている。

ゆえに愚弟めは訊ねた「車は大丈夫?」と。
車に損傷があったら、大騒ぎされるにちがいないから。

でも、待って欲しい。
「傷になってるかもしれないから、連絡先をください」と言える娘に
わたしを育てなかったのは父だ。
父にも責任はある。
ということで、諦めてください。

車は問題なく元気に走れるし、
おじさんは生きて帰られたのだからそれでいいとおもうの。

という、
2020年12月18日の金曜日は、
かわいいものづくしに
ちょっとなひやっとが添えられた
トピック多めな一日でございました。