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落選候補が支持者に謝るのって、なんか変なの。

衆議院選挙が終わって、悲喜こもごも。
そうした中、落選候補者が支持者に対してお詫びをしているのって、何だか不思議に思う。

無論、多くの人には当たり前に思えることで、私のへそが明後日の方向を向いているのだとは思う。

でも、何を謝罪しているのでしょうかね? 支持者の方の声を国政に反映させることが出来ないことを謝っているように見えますが、実はせっかく応援してくれたのに、地元に利益誘導できなくて御免なさいが本音では?

利益誘導してくれない政治家は、ただのクソだと思われているのだと思う。
地元に利益誘導しなければ、議員自身も美味しい汁吸えないという事では無いのかな。

結局、国としてどう進んで行くのかということでは無く、自分の地元が潤えば良いというような選択している証に思えてしまう。

かつて。3K赤字と言われていた国民健康保険、国鉄、米の問題のうち、国鉄は見事とに民営化され現在に至っていますが、地方にとって良いことでしたか?

不採算路線は、どんどん廃線となり地方の暮らしは不便になりませんでしたか?

民間企業である以上、利潤の追求が目的であり、赤字路線は廃線となるのが道理です。

でも、熱狂的な国民の支持のうちに、民営化されました。

結果、地方の不便とは裏腹に、首都圏では見違えるように駅員の態度も良くなり、サービスも向上しました。

各種新幹線の延伸、ましてはリニアモーターカーまで、大型の公共事業としての鉄道は興隆を極めています。

その一方で、地方の在来線は特急電車の間引きとか廃止とかで、使いづらくなる一方です。

エッ、だから地域の利益を代表する人を送り込まなければならないのではと言われそうですしその通りです。

でも、結局どうなったのでしょう?

ミクロの経済発展よりもマクロの経済発展の方が遥かに儲かるのですよ。

人口も少なく大したうまみもない地方は、マクロで儲けるための議員を算出するのに使われているだけです。

まあ、田中角栄さんと時は上手くいっていたことが、もはや完全に崩壊しているのに、その時のノスタルジックな気持ちが残っているのでしょうかね?

面白いことに、右も左も、方法論は違いますが目指すところは同じになるようです。

真実の答えを求めて物理学は発展していますが、結局、宗教チックなところに到達してしまします。(例えば、ビッグバンから全てが生まれというのとカオスであった世界から神さまが全てを創造したといういのは、肌感覚では想像の産物であり実感できないという点では同じでしょ)

何が言いたいのかというと、ミクロな視点での議員選びがこれから続くのであれば、日本には未来は無いという事です。そうでは無く、国家百年の計的な観点から議員を選出しないといけないのではという事なんです。

いっそのこと、衆議院は比例代表制だけにして、政党の政策単位で選ぶ、地元という概念をなくして選べば変わってくるのに。そうすれば、金の問題も解決しませんかね。
その代わり、参議院は各都道府県に同じ議員数をを割り振って、地元の利益と国政を摺り合わせる働きをさせれば良いと思います。

さてさて、与党過半数割れの今回の選挙結果、これからどう動くんでしょうかね。権力者の持つ利権におもねて、与党にすり寄る政党がでてくるのか、純粋に政策で都度協力していくのか、野党連立政権が出来るのか、いずれにせよ生活の厳しさの解消だけはしてほしい。


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