映画ゆるキャン△(ネタバレあり)
好きなように書きますので、
まだ見てない方は悪しからずw
あとただただ書きますので写真とか見やすさとかありません()
1 リンと千明
高校時代、千明を苦手にしていたリン。
この2人が物語の歯車を回し始めたところにまず感動。
大人になっても多分、リンにとって千明は
「めんどくさい奴」
なんですよね。もちろんホントに嫌いなのではなく。
なんだろNACS森崎さんみたいな暑苦しさ?w
そして千明もそんなことはわかってるわけで。
だからこそそのリンに背中を押してもらって
「考えとく」って言ってもらったのが
すごく大きかったんだと思うんですよね。
だって、最初からなでしこに話を持って行ったら
二つ返事ではじまっちゃいますからねw
千明の山梨への想いもすごく感動しました
2 カニ鍋とピットイン
ゆるキャンって多分、嫌われてるキャラがいないと思うんですよ
普通のアニメだったら「こいつは生理的に無理!」
みたいなキャラがいるもんだと思うんですが。
だからこそ序盤にカニ鍋やバイクの整備を挟むことで
各務原家やあやのちゃんも登場させてくれて
それも嬉しかったですね。推しの桜さんも見れたし
もしあのシーン無かったらホント最後のキャンプシーンくらいしか
無かったと思うので無理なく序盤から
色々なキャラを出してくれたのは感謝です
3 恩送り
かつて教え子が「恩送り」という言葉を教えてくれました。
若かったぼくは恥ずかしながら知らない言葉でした。
誰かから受けた恩をその人に返すのではなく
他の人に恩を施すという意味です。
ゆるキャンの物語の原点にはリンのおじいちゃんがいます。
シーズン2の第1話で描かれたオリジナルエピソードでは
リンがおじいちゃんからキャンプ道具を贈られる話が描かれました
リンは見様見真似で本栖湖でキャンプをします。
そしてその後、なでしこに同じ本栖湖でキャンプの楽しさを伝えます。
映画ではショップ店員となったなでしこが
来店した女子校生たちのためにガスランタンに火をともし
「キャンプは自由だ」ということを教えます。
なでしこが頑張ってバイトをして
ルミエールランタンを買った時と同じ情景です。
そして、送った恩、返した恩はすべて返ってきます。
女子校生たちに昔の自分を見たなでしこは
再び前を向いて歩きだしました。
4 キャンプ場の取材
リンはキャンプ場のコンセプトを探るために
かつて訪れた地を巡ります
本栖湖、イーストウッド、四尾連湖・・・
大好きな四尾連湖が再び描かれたのも嬉しかったですが
本栖湖の管理人さんとのやりとりが泣けましたね・・・
リンにキャンプのイロハを教えたのは管理人さんでしたからね
「そうでしたねぇ・・・」には想いが詰まってたなぁと思いました
5 閉校
犬子が赴任した小学校は過疎化で閉校されます。
実はアニメで彼女たちが通っていた「本栖高校」は実在せず、
閉校された「下部小学校・中学校」がモデルになっています
冒頭で少しずつ寂れていく山梨に千明が寂寥を感じて
Uターン転職をすることにも通じています。
もちろん私立の先生ではないので
閉校は失職につながるわけでもなく、
表面上は単なる転属です。
でも、そのやるせなさはとても深いものがあると思います
「うそやで~」
と茶化す目がいつもの目ではなかったのも涙を誘いました
過疎や少子化、地方創生といった大きな問題も考えさせられました
6 縄文土器の出土
そんなもんどこにでもあるから埋め戻しとけ!(暴言
縄文遺跡なんかどこにだってありますからねぇ・・・
結構、各地に遺跡にフィーチャーした施設はありますが
よほどの大発見がなければ埋め戻しておいていいと思います
※歴史教員の発言です←
7 ちくわ
かつて大学時代に社会学の講義で
「ペットを「飼う」という行為」
について討論しましたが、若かりし僕は
「死んじゃったらぼくも殉死すると思うので飼いません」
という迷言を吐き講義をストップさせたわけですが
ちくわは年老いて、死期も感じさせるような
ゆるゆるとした動きや穏やかな表情を見せます
ちくわの死についてはかつてシーズン2の見付神社で語られていますが
恵那のちくわに寄りそう姿、ちくわを第一に考える姿は涙を誘いますし
そのちくわがはしゃぐテストキャンプや
もう一度走り始める土手の絵は感動でした
8 登山と温泉
唐突な感じもしましたが
温泉は忘れてはいけないゆるキャンの重要要素ですからねw
でもああやって語らうのは
今までのゆるキャンの中では斬新だったかもしれません
割と「温泉ないとやる気でないなぁ」という
水曜どうでしょう的な位置づけで描かれて
ギャグパートとして使われることが多かったので。
そしてなでしこは「恩送り」について語り
リンは喪失感を埋めて前を向き始める。
カップ麺の話もつながっているのがよかったです
9 バイクと原付
おじいちゃんから譲られたバイクを
リンが乗り回しているのも十分くるものがあるのですが
「今回は原付の出番はなしか。。。」と思っていたところからの
原付緊急登板はもう涙なしには・・・・
やっぱり旧式機での出撃はアニメの様式美であります
10 ラストへ
オールスターがキャンプ場に結集する姿は
予想もできるしありきたりなのにもうなんか感無量です。
仲良し各務原家のキャンプサイトもめちゃくちゃ楽しそうだし
犬子の教え子たちの子どもキャンプも楽しそうだし
ギアもそれぞれのシーンにぴったりのものが
かなり細かく描写されていて、
個人的にはなでしこの職場の皆さんが
卓上ビールサーバーつかってるのとか気になりましたw
まぁ、そんな精緻な描きこみ、
オールスター総力戦も全部吹き飛ぶ
リンのおじいちゃん登場なんですが()
大塚さんの声が強すぎるのを置いておいても
「いいキャンプ場だな」
という一言に
「恩送り」が「恩返し」になったことが詰まっていて
涙なしには、つーか全編泣いてるんですが()
感動しました。。。
きっとおじいちゃんは孫がキャンプをはじめて
原付に乗るようになっただけでもすごく嬉しくて
シーズン2の伊豆キャン出発直前に
短時間、2人でツーリングをするシーンで
既にもう泣かされていたのですが
その孫が素敵なキャンプ場まで作ったら
嬉しいなんてもんじゃないんだろうなぁ・・・と
2回とも同じところで大号泣でした;;
そんなわけでゆるキャン感想戦でした。
既にみた方、是非、コメントお待ちしております^^