映画「フルメタルジャケット」はハートマン軍曹が怖すぎて、戦場が気楽に見えてしまう

この映画、題名がめちゃくちゃいいですよね。
いま聞いてもいい。カッコいい。

ベトナム戦争の話なんですが、前半部分の訓練所のハートマン軍曹が怖すぎるので、後半のベトナム戦争が怖くない。というか久しぶりに見たんですが、訓練所以外のシーンはすべて忘れてました。そのくらい強烈。

ベトナムで、ブービートラップで亡くなる人や、狙撃兵が見えないのに銃撃に倒れるシーンも怖いのだけど、訓練所のがあまりにひどくて、戦場のシーンでもハートマン軍曹を思い出す。
あれだけひどい訓練だったから戦場で動揺しないから、あれはありなんだろうか。なんて考えながら見てしまう。

ハートマン軍曹以上にひどい言葉や行動を見たことないかもなあ。
あだ名が印象的な映画でもあるんですけど、主人公がジョーカーというんだけど、ハートマン・・って。

連帯責任で訓練生がストレスが溜まっていくのも怖い。石鹸にタオルを巻くのが怖い。

夜中に騒ぎを聞いてトイレに来たハートマン軍曹が、下着姿に帽子というのがあれ？とはなるが、緊張したシーンなんだよね。

見終わっても訓練所のランニングの歌がずっと頭に残ってしまう。
ミリタリーケイデンスっていうんですね。

一度見たら、忘れない映画です（前半だけ）。