グランドブダペストホテルは何度も観たくなる映画だった

2014年に公開されたそうで、賞も取って何百億も収入を得ているというから、ものすごく流行ったのだろう。

私はAmazonプライムで観た。口コミが4.5だったからという理由だが、一気に二回見た。うまく言えないけど気になる作品だった。
思考力が高ければその意味が書けたと思うが、無いものはしょうがない。

一番良かったのは時間が短いことかもしれない。
1時間半にぎっちりが詰まっていて、暇な時間などない。
短い作品が好きというより、間延びが苦手。それが大事な場面への転換であってもグイグイきてほしいのだ。

題名もいい。既に何か起こりそう。

映像がホテルの外観から始まりいちいち素敵。なのに、主人公が不思議なおじさんと、のぼーっとした青年で、内容もコミカルでもありシリアスでもあり、なんとも不思議な映画である。

いちいち文字で説明があるのもなんだか面白い。
ロビーボーイの帽子しかり。

宮藤官九郎や三谷幸喜の世界に近いものがある。外国物だから全然違うけど。

理由があれば知りたいのは
①最初に出てきた女性が像に鍵を掛ける意味
 グスタフスイートの鍵や、アガサへグスタフが鍵の絵が描かれたネックレスをプレゼントするシーンがあるが、それがキーアイテムなので作家のお墓に行くなら鍵を持っていくのがファン心理、という感想も見かけたが、もう一つ意味がありそうな。いや、女性にも意味がありそうな。
②ゼロと作家が風呂場で会う意味
 面白そうという理由もあるだろうが、ゼロの後ろに鍵が沢山掛けてあるから何か意味があるのだろうか。
③ブタペストは温泉が有名でプールのように入るとあったからお風呂で帽子をかぶっているのだろうけど、なんか意味があるのかなあ。
④秘密結社が教会に繋がる理由はあるのか。
⑤投げ捨てられて死んだ猫を受付でもらう、外のゴミ箱に捨てる理由
 この監督作品には必ずあるとの感想も見たが、なんでだろう。

他にもあったような、、、

こんなことかなり珍しいのだが、何度か観たくなる映画である。


・・・・・・・
吹き替えで見ると内容がわかりやすいなどの話を見かけて、再度観てみた。
確かにわかりやすく、見えない所もよく見える。
しかし私的には面白さが半減した。というより面白い映画ではなくなってしまった。私には話し方の独特な間が面白さの半分でもあるのだろうか。それとも、はじめに吹き替えで見ていれば違う感想だったのかもしれない。

またそのうちに観よう。

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