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「やらなきゃいけない」のウソ

三連休でしたね。

わたしは娘と一緒にポケモンセンターに行ったりしてました。ポケモンの人気は本当にすごいと再認識されられました。
到着したら整理券が必要だと言われ、もらいに行ったら1時間以上も後の予定。
さすがに小さな子どもを連れてそんなに待っていられないので、外にあったポケモンのガチャガチャで手打ちにしてもらった次第です。

「整理券までもらったのだから意地でも中にはいるべきか…?」

とよぎりましたが、あきらめて下のフロアに下りてみると大量のポケモンのぬいぐるみが置いてあるディスカウントショップが…娘は大満足で帰路についてくれました。

整理券をもらったことへのこだわりを捨てたことで、家に早く帰ることができ、娘も家でのんびり過ごしてたっぷり寝ることができたように思います。

しかも、本来の目標であったポケモンセンターには行けなかったものの、結果娘は大好きなポケモンのぬいぐるみをたくさん見ることができたわけです。完璧ではなかったにしても総合点は無理をするより高いスコアだったのではないでしょうか。

意外と喜びや快適さは、無理を通さずあきらめることで手にはいるのだなぁと感じた次第です。

やらないといけないことってどれほどある?

世の中には自分の心で決めた「やらなきゃいけないこと」がたくさん存在しています。
掃除、勉強、ルーティンなどなど。

もちろんやるべきことと定めたモノたちをやりとげることで喜びを得られるのであればそれはすばらしいことです。
ですが、往々にして自分は自分の能力を高く見積もりすぎなものです。
…というとカドが立ちますね。
「理想を詰め込みすぎる」と言った方が正しいのかもしれません。

例えば、ダイエットを「しないといけない」から、過密なスケジュールの運動メニューを組んでしまったり、ストイックすぎる食事制限をしてしまったり。

よいこと=頑張れる、というわけではありません。
人にはそれぞれ人のペースというものがあります。
自分にとって最適なペースで過ごしていたから太ってしまったのであれば、それは急に痩せる生活にシフトチェンジするのはいくら正しくても無理筋です。

もっと言うならば、そのやらないといけないことは、多くの場合、他人にとってはどうでもいいことです。やろうがやらまいが誰に何も言われるものではありません。
世の中においてやらないといけないものは

  1. 他者が期限を定めたもの

  2. お金が絡むもの

  3. やらないと命や生活が損なわれるもの

くらいです。
これらの「社会的な評価」に関わるものについては踏ん張らないといけませんが、それ以外のことは、まあやれるときにやったらいいんじゃん?というのがわたしがおすすめするスタンスです。

「がんばらないとやれない」は思い込み

がんばらないと先に進めないと思う人は多いと思います。ですがそれは大きな誤解です。

世の中をうまく渡っていくコツは「スモールスタート」です。
なにかをやるにしても、小さく始める。
これが幸せの入り口です。

なぜならば、小さく始めることは「継続力」をつけるための最適アプローチだからです。

先ほどのダイエットの件もそうですが、壮大なプランは絶対に途中で心が折れます。自分は違うと言う人ほど折れるものです。
残念ながら人間はそんなに強い存在ばかりではありません。
まれにそういった努力耐性のある超人が美談のようにもてはやられますが、彼ら彼女らは「違う次元にいる特異な存在」なのです。

凡人には凡人なりの努力の仕方というものがあるのです。
それを実現するのが「スモールスタート」です。

がんばらないと…
目標に向けて努力を…
負けるな…

というアツいタイプの助言をする人もいますが、それはそれでやれるならやったらいい。
ですが、人生をつらく苦しいものにしてしまうデメリットもあるものです。
あくまで、「毎日ちょっとの努力を積み重ねる」ことが一番ラクな前進の方法です。

そもそも努力が辛いと思うのは「目標・負荷がデカすぎる」からです。まずは「これくらいならまあ毎日やっても平気かなぁ」くらいの負荷から慣らしていくのが、QOLを落とさない努力の仕方かな、とわたしは思います。

テキトーにはじめてみよう

何かを成し遂げたい皆さん。まずはスモールスタートの気持ちを大切に「一日一歩」の生活をしてみてください。
これを一ヵ月でもいいので続けてみると、意外と達成感を感じている自分に気づけると思います。

例えばダイエットなら「5分だけ歩く」とか「一駅前で降りて歩く」とか「階段を使う」とかそういうライトなものから始めてみる。
勉強だったら「とりあえず1日1ぺージだけは読む」とか、そんな感じの努力です。

物事の動きだしにはエネルギーが必要です。
ですが、動いてしまえさえすれば、あとは慣性でどんどんスピードアップしてくこともできます。
だからこそ「つらいな…」と思う負荷ではなく、まずはこれくらいなら楽勝!という負荷からかけて努力をしてみましょう。

というわけで、今日はここまで。

よかったら応援がてらにテキトピア教典も買ってみてくださいね。
(今まで一冊も売れてません)


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