自転車で大阪へ(前編) | ニート旅行記
しばらく家を空けていたので記事の投稿が遅くなりました。家にいない間は、自転車で四国一周したり、四国から帰ってきたらゴールデンウィークだったので父の帰省について行ったり、友達に会いに大阪に行ったりしていました。ここ3週間で引きこもり的には半年分くらい外にいたので、しばらくは家でゆっくりするつもりです。
始めは四国旅行の記事を書いていたのですが、期間が長いので文量も多くなり、誰のために書いている文章なのか分からなくなってきたので暫定的にボツになりました。なので記憶も新しい大阪旅行について書こうと思います。
同い年の元同僚・友人が東京から大阪まで自転車で来るとのことだったので、僕も自転車で大阪に向かうことにしました。友人は京都に行くようだったので、付いて行って名古屋くらいまで行けたらいいかなと考えていました。
持ち物・パッキング
運ぶ: リュック、ウエストポーチ、ハンドルバーバッグ
泊まる: 寝袋、アルミシート
着る: 着替え一日分
食べる: クッカー、バーナー、バーナー燃料、箸とスプーン、パスタ200g
道具: スマホ、財布、手帳、Kindleリーダー、輪行袋、レンチ、六角レンチ、自転車の鍵、チェーンオイル、エチケットセット、ヘッドライト、折り畳み傘
2泊か3泊する予定で準備しました。写真には写っていないものは、着替え一式とタオル、パスタ(200g)があります。テントを持っていくか悩んだのですが、合流した後はネットカフェ泊まるだろうと思ったので寝袋だけにしました。
クッカー類も持って行くか迷ったのですが、入れるスペースがあったので入れました。輪行することも考えて工具や輪行袋を持っていきました。ヘッドライトと折り畳み傘は初めて持って行きましたが、今回はほとんど使いませんでした。
カバンはとりあえず持っているものでなんとかしています。ハンドルバーバッグは、以前テントを持ち運ぶためにサイクルベースあさひで購入しました。大きさが可変なのでタイヤとの空間が安定しないのと、収納と取り付けが面倒なのに悩んでいます。
バックパックが防水じゃないので雨具の中に入れる必要があるのと、背中が蒸れるのも懸念点です。いい物が見つかれば&お金があればリアキャリア+防水パニアにしたいなと思っていますが、しばらくはバックパックを背負うスタイルを続けることになりそうです。置き勉禁止の自転車通学の高校生よりは楽なはずです。
最近気に入っている収納の仕方は、ビニール袋に嵩張る衣類を入れて、リュックの底で圧縮する方法です。この方法を始めてからリュックへの荷詰めが安定するようになりました。
1日目 2024/05/04(相生→須磨)
5日の朝に出発しようと思っていたのですが、昼頃に今日中に大阪に着くかもしれないという連絡があったので、1日早く向かうことにしました。荷物を詰めて、色々なデバイスの充電が切れていたので充電するのを待ちました。
自転車で行ったことがあるのは明石までです。前は250号線で行ったのですが、250号線は道が悪かったり信号が多かったりで全然進まなかったので、今回は2号線で行ってみることにしました。経路上にある寝られそうな公園をチェックして、行けたら須磨海岸まで行くことにし、三時半ごろ出発しました。
姫路までは走ったことがある道だったので普段通りです。それ以降の道もあまり期待していなかったのですが、高砂〜須磨間は信号も少なくて走りやすかったです。明るいうちにできるだけ走り、日も暮れてきたのでなか卯(丼ぶりチェーン店)を見つけて入りました。なか卯に行くのは初めてだったのですが、牛丼屋さんくらいリーズナブルな価格で良かったです。
店を出るとゼッケンをつけて歩いている人がたくさんいて、ウォーキングイベントか何かをやっているのかなと思いました。おそらくこちらのイベントだと思います。28時間かけて100km超を歩くようです(すごい)。
もうしばらく走って、須磨海岸に到着しました。夜でしたが談笑している人、遊んでいる人、色々な人がいました。適当に散歩をしたあと、海岸沿いのライトの下で薬屋のひとりごとを読みました。最初はベンチで寝ようかなと思ったのですが、砂浜で寝るのがどんな感じなのかが気になったので、砂を掘り起こしてお気持ち程度に柔らかくして、シートと寝袋を敷いて寝ました。
2日目 2024/05/05(須磨→枚方)
予想はしていましたが寒くてあまり寝られなかったので、4時半ごろに起床しました。砂浜で寝て気づいたのは「屋根がないところで寝ると朝露で濡れる」でした。また一つ賢くなりました。
公園を端から端まで散歩をしてみると、テントを張って釣りをしている人、コンロや金網で料理をしている人(火器の使用は禁止っぽかったですが)、犬を遊ばせている人、机を出して食事している人、ダンスの練習をしている人、海岸で座って読書をしている人、ジョギングしている人などがいました。いい場所でした。
濡れていた寝袋を日光で乾かしてから、出発しました。今日中に合流できそうだねという話をしていたので、とりあえず友人が昨日泊まったというネットカフェを目指して進みました。ここまで走りやすかった2号線ですが、須磨以降は信号も増え、道が広くなり、路肩に停めている車もたくさんあって走るのに苦戦しました。
大阪の中心部に進むと混んでいるだろうなと思ったので、神戸からは国道171号線を通って北寄りに進みました。伊丹市を通り、伊丹って兵庫と大阪のどっちだったっけと思っていると(兵庫でした)、大阪に到着しました。お昼どきだったのでコープに立ち寄って休憩しました。おにぎりが美味しかったです。
電話が来ていたので折り返すと無事連絡が取れ、淀川公園で合流することになりました。目的地も決まり気分はワクワクです。大阪市街に入り、街なのに坂が多いのが不思議だなと思いつつ、目的地の河川敷に到着します。もう来てるかな〜と思いグルグル走っていると、到着したとの連絡と写真が送られてきたので、写真の場所へ向かいました。
河川敷の入り口には懐かしい顔がありました。退職する前にリモートワークをしていたのもあり、直接会うのは1年半ぶりくらいでした。土手にシートを敷いて座って、東京からの道のりの話を聞いたり、四国一周をした話をしたり、最近やっていることの話をしたり、ゆっくり過ごしました。お互いに長期間自転車に乗っていたので、腕の皮が日焼けでめくれているのは同じでした。お日様が暖かくて心地の良い時間でした。
その後は、せっかく大阪に来たので大阪城に行きました。城内に到着し、お腹が空いていたので噴水の近くのローソンで軽食を買い、ベンチに座って喋りました。「どこに住んでもあんまり変わらないのではないか」みたいな話や、これからやりたいことの話をしました。畑をしたいと話すと、僕のことを知っている人は意外だと思うと言われました(一日中プログラミングしているオタクだったので)。その後一応大阪城の姿を眺めてから、今日の宿に向かって走りました。
淀川沿いを北上して、枚方駅周辺の快活CLUBに向かいます。一人だと国道を走っていたと思うので新鮮な気分でした。川沿いの道は思ったより続いていて、走りやすかったです。枚方駅周辺に到着し、自転車を自転車置き場に置いて、店に入りました。ネットカフェの漫画は読まない派だったのですが、少し読んでみると止められず2時くらいまで夜更かししました。「テセウスの船」と「ゆるキャン」を読みました。
3日目 2024/05/06(枚方→大津)
コンビニで朝食を買って食べます。普段は大体パンを買いますが、今日はみたらし団子を買ってみました。雨が降りそうだったのでローソンでレインコートも調達しました。前も同じものを買ったのですが、リュックに荷物を詰めすぎた影響で脇のところが破れてしまいました。安物買いの銭失いというやつだなと思いました。河川敷を散歩した後に合流し、お腹が空いていたのでイオンでおにぎりを買って食べてから、出発しました。
出発して1kmくらい進んだとき、相方に「もしかして忘れ物をしたかも」と天啓が訪れます。ネットカフェに連絡したところ見つかったようなので、一緒に戻りました。僕も忘れ物に気づいて取りに帰った経験があったので、旅行あるあるだな〜と思いました。イレギュラーに心が動じなかったので穏やかになったのかなと思ったのですが、少し考えるとイライラしがちな状況を少なくとも二つ見つけたので、そんなことはなかったです。
無事に忘れ物を回収し、再出発します。今日は琵琶湖に向かって走ります。なるべく淀川沿いを走りたかったので川の方に向かうと、いつの間にかゴルフ場に迷い込んでいて行き止まりになりました。近くでゴルフをしていた方が親切に「ネットの下をくぐったら通れるんじゃない?」と教えて下さったので、無事脱出して自転車が通れる道に戻りました。
しばらく走ると、自転車の後輪に不穏な違和感を感じました。確認してみるとタイヤが破けていました。家を出発するときにタイヤを見ると凹んでいたので、そろそろパンクするかなと思っていた矢先でした。
買ったときから使いっぱなしなので薄くなっているのと、空気の入れ過ぎ、砂利道を走った影響などがあるのかなと思いました。このまま走るとまずそうだったので、近くの自転車屋さんを探して駆け込むことにしました。
自転車屋さんに向かっている途中、信号で停止すると後方から「パン!」と破裂音が聞こえてきました。2人して後ろを振り向いてキョロキョロしたのですが、もしかしてと思ってタイヤを触ってみると空気が抜けていました。音源はすぐそこにありました。そのまま走ろうかと思いましたが、相方がリムが傷つくからやめた方がいいかもと教えてくれたので歩きました。しばらく歩いて自転車屋さんに辿り着きました。
写真を見せながら事情を説明し、チューブとタイヤを新調していただきました。タイヤはパナレーサーのパセラ、チューブもパナレーサーの700 x 27~31Cになりました。タイヤは1ランクくらいアップしているとのことで、自転車も喜んでいそうです。パンクの原因について聞いたところ、傷から見て尖ったものが刺さったようで、砂利道は押して走った方がいいとアドバイスをいただきました。迅速に修理していただいて助かりました。
その後、近くのライフ(スーパーマーケット)で昼食を買って食べました。おにぎり弁当と卵サンドを食べました。ハプニングもあり気力、体力ともに使っていたのでいつも以上に美味しかったです。相方もお腹が空いていたようで寿司のパックを買って食べていました。
エネルギーを補給し、来た道を戻って琵琶湖を目指して出発します。途中で京都に入っていることに気づきますが、中心部から離れていたので本当に通り過ぎただけでした。
京都と滋賀の間のちょっとした坂道でヘトヘトになりつつ、なんとか琵琶湖のすぐそばまで辿り着きます。琵琶湖沿いを少し走り、対岸の建物が見える景色が綺麗だなと思いました。矢橋帰帆島(やばせきはんとう)というところで立ち止まり、パスタを茹でて食べました。相方が「木登りしようぜ!」と言ったので、一緒にちょっとだけ登りました。
夜も遅くなっていたので、快活CLUBに向かうことにします。途中にイオンモールがあったので、そこで少し時間を潰してから行くことにしました。1階と2階をウロウロして疲れたのでベンチで駄弁り、小腹が空いていたので夜の軽食を買いました。
外に出ると雨が降り始めていました。快活CLUBには駐輪場はあったのですが屋根がなかったので、2台を並べてロックを一緒にかけてもらいつつ、レインコートで2台のチェーン周辺を覆って雨から守りました。
快活CLUBでは二人でagar.ioをやったりして遊びました。相方は10位以内に入るまで頑張ってました。僕は途中で諦めて漫画を読んでいました。相方は僕より漫画やアニメに詳しいので、「よつばと!」をオススメしてもらって読みました。肩の力を抜いて読める日常系の話は好きだったので、面白かったです。
結局この日も漫画を読んで夜更かしすることになりました。
後編に続きます。
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