土壌医検定3級を受験しました
2025年2月9日（日）に行われた土壌医検定の3級を受験してきました。
◾️ 試験について
土壌医検定の2級と3級は、マークシート方式の学科試験です。3級は3択の正誤問題が50問出題され、30問以上正解で合格です。2級は4択の正誤問題が60問で、40問以上で合格です。どちらも試験時間は60分です。
出題される内容は、例えば次のサイトで少しだけ見ることができます。私はこの問題を見て、理解していた方が良さそうな内容だと感じ、受験を決めました。
◾️ 試験勉強について
注文していたテキストが届いたのが試験の2ヶ月前くらいで、それから勉強を始めました。最初の1ヶ月でテキストを一通り読んで、残りの1ヶ月で問題集を解いたり、必要なことを暗記しました。勉強時間はテキストを読んでいた前半が約10時間、問題集を解いた後半は約25時間で、合計35時間ほどです。
3級のテキストは約160ページでした。これだけ聞くとあまり多くないように思えますが、A4サイズにぎっしり詰まっているので、ボリュームは想像以上にありました。テキストを読んでいるときは、なかなかエンジンがかからず、結構サボっていました。
年が明けてから、試験まであと1ヶ月くらいだということに気づき（2月なので2ヶ月くらいあると勘違いしていた）、問題集を解き始めました。最初は全然解けなくて少し焦りましたが、どこが出題されるのか、どこを覚えたらいいのかを把握できてからはスムーズに勉強が進みました。
◾️ 試験の結果について
合格発表は3月26日（水）なので、合否がわかったらまた追記します。点数は多分公開されないのですが、体感では40~45点くらいは取れたかなぁと思います。あと、問題用紙は回収されるので自己採点ができません。南無。
農業関係のことを勉強することが目的だったため、合否や得点に関わらず、手応えを感じられるくらい勉強できて良かったです。
◾️ 試験当日の様子
兵庫県内には試験会場がなかったので、隣の岡山県の会場で受験することにしました。岡山駅まで電車で行って、駅から15分くらい歩いて会場に向かいました。
電車に乗り遅れることや寝過ごすこと、会場が見つからないことなど、色々心配して早めに出た結果、試験開始の2時間半くらい前に会場に到着してしまいました。1時間前から入場できるので、それまでは近くの本屋に行ったり、ご飯を食べて時間を潰しました。
入場開始の5分前くらいに再度向かうと、部屋の前に続々と受験する方々が集まっていました。
会場は2級と3級は同じ部屋で、1級は別の階でした。2級の受験者は60人くらい、3級の受験者は50人くらいでした。
試験が終わってからは、電車の時間が近かったので駅まで駆け足で向かいました。ちょうど雪が降っていて寒かったです。
◾️ 受験した感想、勉強しているときに思ったこと等
試験で点数を取るために必要なことは、問題を解いて、それぞれの選択肢について正しい/間違っていると判断する論理を理解すること。そして、答えを何も見ていない状態でそれができるように、必要なことを理解したり覚えたりすることです。
そうすれば、とりあえず点数は取れるようになります。受験する前は、合格するだけではなくそれ以上に理解を深めたいと思っていたのですが、結局点数を取るための勉強で精一杯でした。そこは学生の頃の勉強とあんまり変わっていません。
文章の国語的な解釈にとどまっていて、実際のところは何も分かっていない。科学の内容を勉強しているけれど、ただ覚えているだけで、その態度は実験や観察が欠けていて（自然）科学的ではない。そんなことを考えていました。
例えば、テキストにはpH（水素イオン濃度）に関する記述がいくつかあります。大体の作物はpHが6.0~6.5くらいで生育が良いとか、pHが低くなるとアブラナ科野菜の根こぶ病が発生しやすくなる、みたいなことです。
しかし、恥ずかしながら、そもそも私はイオンが何なのかよく分かっていません。水素イオンとは何か？なぜ酸性と中性とアルカリ性の3つに分けたのか？水素イオンで性質を分けるのは何故なのか？基本的なことで分からないことがたくさんあります。
昔の科学者たちは、色々試している過程で、ある特徴を持ったものを発見し、それに名前をつけてきたはずです。その過程を知らなかったり、実際に経験していないから、基本的なことが理解できていないのだと思います。
こう考えると、中学生くらいまでの理科の内容について実験したり、科学の歴史を知りたいと思うようになりました。ただ、全てのことについて、実際に試して理解することは難しいから、ひとまず「これはこういうことになっている」と覚えるしかないのだ、ということも分かりました。勉強って難しいですね。
◾️ これからのこと
久しぶりに勉強っぽい勉強ができたので面白かったです。勉強はなんとかなりましたが、実践（家庭菜園）では失敗してばかりです。なので、春も近づいてきましたし、家庭菜園や庭づくりに力を入れていきたいと思います。