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タスク管理と存在の価値 | 今日の考え事(2023-12-23)

今日はとあるタスク管理のウェビナーに参加させていただいた。メインセッションのテーマは「存在の価値は行動によって変わらない」という、タスク管理とは思えない難しいテーマだった。

存在の価値については、能力主義の文脈で語られているのを聞いて考えたことがある。何かができることによって、自身の価値が変わるのかという話題だ。当時読んだ記事に共通の解決策として示されていたのは、自分自身の能力に関わらず同じように接してくれる人(家族やパートナー)の存在は大きいということだった。

能力主義、あるいは過度な成長の目的化からの脱却|seya
あなたは、そのままでいいんです

なぜタスク管理で存在の価値というテーマが出てくるかというと、タスクを計画・実行するときの考え方に関わってくるからだ。ある人は理想の自分に近づくことを目的に行動する。またある人は、現状を認識して満足してから、情熱にしたがって行動する。

ウェビナーで推奨されていたのは、後者の現状を認識して満足することからスタートする方だった。なぜかというと、理想を追いかけるプロセスには欠乏、渇望といったネガティブな感情が伴うからだ(底抜けに明るい人には、当てはまらないかもしれない)。「情熱は心の平穏から生まれるものであり、心の平穏がなければ情熱ではなく渇望である」という言葉にはなるほどとなった。

何を動機に行動するのが良いかというのは、生きている限りずっと考え続けなくてはならないテーマかもしれない。人生の問題に対して「やっと答えが見つかった」と思うことは幾度となくあるが、時間が経てばどこかに欠陥があることに気づく。そんなことを繰り返している。

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