高梨⇔高田のトレードについて

個人的には大分ウィーラー⇔池田に続く格差トレードなのでちょっと調べてみた。

高梨 2020 1軍登板なし(役割は辛島が担当?)
      2軍では2試合1回を防御率9.00 2奪三振 3四球
   2019 48試合 31.1回 2.30 1.51
      41奪三振 23四球 被本塁打0
      被打率.217 被出塁率.366 被長打率.243
   2018 70試合 48.0回 2.44 1.27
      53奪三振 23四球 被本塁打1
      被打率.211 被出塁率.321 被長打率.278
   2017 46試合 43.2回 1.03 1.10
      48奪三振 17四球 被本塁打2
      被打率.194 被出塁率.278 被長打率.256  

2019の被打率が左より右のほうが良かったことから対右でも行けると言われがちだが通算だと下記な感じ

対右 被打率.246 被出塁率.296 被長打率.332 K/BB1.44
対左 被打率.179 被出塁率.251 被長打率.213 K/BB2.86   

2019だけ抜き出したところで奪三振率が倍近く違うことを考えると良くも悪くも左キラーなのは否めない。

3年連続で非出塁率が被長打率より高いというわかりやすく打たれるぐらいなら四球を出すというタイプ、特に対左ではそういう傾向が強い。
成績でいえば3年連続で下げており、大卒社会人4年目で28歳と年齢的にも下り坂に入ってもおかしくない点が不安点か

高田(2軍成績)

2020 *1試合 ***0.2回 27.00 6.00 *1奪三振 *1四球 0被本塁打
2019 20試合 108.1回 *2.99 1.28 87奪三振 20四球 4被本塁打
2018 21試合 113.2回 *2.69 1.21 85奪三振 38四球 2被本塁打
2017 *2試合 ***5.0回 *5.40 1.20 *2奪三振 *2四球 0被本塁打

典型的な期待の若手、特に2018年は高卒2年目で投手三冠、2019もタイトルこそないものも決して数字を落としたわけではない。DIPSなんかで言えば良くなっているくらい。
ただ、イースタン投手のタイトルホルダーというのはまあ、その後の結果につながらない。過去10年でのタイトルホルダーの選手で活躍したと言えるのは吉川と野上ぐらい(木佐貫や永井もとっているが1軍で規定のほうが先)。出番の枠が多い投手で一年通じて2軍で投げてる時点でなにか問題があるということなのか。とはいえ、高卒2年目のときの話であり、チームの育成方針による所が大きいだろうし、今後に期待はかかる所・・・といったとこでのトレード
というかなんでこの成績で1軍で通算3試合しか投げられなかったんだろう。

調べてみるとセ・リーグ事情に詳しくないため高田のことを少しなめてたなと反省。
MLBではよく見るような、即戦力とプロスペクトのトレードではあるのだけど今年優勝に向けての勝負の年なのでは?という楽天がするトレードとしては微妙な感は否めない。コストカットの部分も大きいのだろうか


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