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SNSで偽アバターを育てていないか?


こんにちは、てかてんです。


前回、こんな記事を書きました。


当たり前のことかもしれませんが、

改めて「SNS」とどう向き合うのか?を考えて、
大量のフォロワーさんよりも、濃い付き合いのファンがいた方が、
SNSって楽しいよね!!
っていう内容です。


この記事では、
「SNSの運用を改めて見直す」というテーマで、
先ほどの記事をさらに深掘りしていきます。


① オリジナリティが欠けてしまう


それでは早速、本題です。

SNSを活用して発信していると、

◯ 有益な情報を発信しなきゃ!
◯ フォロワーさん増やさなきゃ!
◯ 界隈の常識になぞらなきゃ!
◯ この人には絡んでおかなきゃ!

みたいな感じで、SNSの経験が長くなるほど、オリジナリティに欠けてくるような印象があります。

本来、SNSは自分の思いとか考えを「自由」に発信できることがメリットだったりするのですが、
ついつい同じ界隈の人を意識して「自分らしさ」が無くなっちゃうんですよね。


これは、趣味の界隈よりも、
ビジネス要素が強い界隈の方が特に目立っています。


例えば、
てかてんは「読書アカウント」としてツイッターをはじめて、
現在では「読書」「副業」「人生観」みたいなアカウントに落ち着いています。

なので、読書だけのアカウントから、3つほどの大きなテーマを持ったアカウントに変わってきた感じです。

その中で、「読書の界隈」と「副業の界隈」をよく見るようになっていったわけですが、オリジナリティの欠けた人たちが多くなっているなーと思うのは「副業の界隈」な訳です。


読書の界隈は、それこそ「自分の好きな本を自由に発信」しているので、
みなさん独自の世界観とか、趣味嗜好を持たれていて、
オリジナリティ溢れる集団だなーと感じています。

好きな本は人それぞれですし、
ビジネス本が好きな人もいれば、小説好きの人もいます。
はたまたどっちも読むハイブリッド型の人もいて、
十人十色でおもしろいなーと思っています。


副業界隈は、
深く関わってみるとそれぞれ特徴があっておもしろいのかもしれませんが、
ツイートを見ていく限りでは「同じような人が多い」と感じてしまうんですね。

中でもオリジナリティを発揮している人が特に目立ってくるのも特徴です。


ではなぜ、趣味の界隈とビジネスの界隈で
オリジナリティに差が生まれるのでしょうか?


答えは、至ってシンプルです。

趣味界隈は、

「楽しかったことを共有したくて発信する」
「趣味に対して自分の知らなかった側面を知る」

といった役割で発信しているのですが、


ビジネスの界隈は、

多く稼ぎたい!(マスに対する影響力を高めたい)
自分より成功している人を真似するべき!

という思考が強いからです。


副業の界隈で、ブログ運用を例にしてみると、

◯ ブログ運営に関するブログが多い
◯ SNS運用のコンテンツが多い
◯  PVを伸ばすならこうあるべき
◯ 常識やルールが飽和状態


みたいな感じで、
同じようなテーマのブログが多かったり、
そもそも同じような記事が大量に溢れていたり、
界隈の常識やルールが飽和して、右に倣えが多かったりするんです。

ブログに取り組む人が増えて、
市場として成熟してきたからこそなのかもしれませんが、
ここでオリジナリティを出せるかどうか?が試されるわけですね。

もちろん、
ブログ界隈を否定しているわけではありませんが、
同じようなことは多くの人が記事にしている中で、
真似をするだけじゃどうにもならないなーと思うわけです。


オリジナリティの欠如に関してもう少しお話しすると、

◯ 月間PVは◯◯万でした
◯ 今月の収益は◯◯万円でした
◯ フォロワーが◯か月で◯◯◯人になりました。

というツイートやブログ記事をよく見かけます。

「すごいなー」と思う反面、
「もう聞き飽きてしまった・・・」と感じることもありますよね。

例えば、
フォロワーが1ヶ月で1000人!
って聞くと、僕にとってもものすごい成果な訳です。

しかし、
多くの人が同じような発信をしているので、
希少性はありません。


そんでもって、先ほどリンクを貼った記事の中でも書いているのですが、
「1000人」という数はすごいものですが、
その中の「何人」と会話を深めていますか?という話。

フォロワーが1000人いても、
頭の中で思い出せるフォロワーさんが何人いるのでしょうか?

そしてさらに言うと、
個別にどういう人なのか?を詳しく言語化できるほど
深く付き合えている人が何人いるのでしょうか?


この辺りがすごーく大切で、
「数だけフォロワー」には血が通っていないので、
自分が何かを仕掛けたいと思った時に、応援してもらえないんですよね。


ただ、深く付き合うということを勘違いして、
「毎日リプしまくろう!」
みたいなノウハウが横行していることも疑問です。

心を通わせるリプ
適当に数だけ打つリプ

この2つは、
表面的に見ると同じリプですが、
中身や実態は全然違うのでご注意を。


② 本来の自分とは「違うアバター」を育てていないか?


ということで、
この記事のタイトルにもなっている

「本来の自分とは違うアバターを育てていないか?」

というお話に入ります。

アバターっていうと、SNSが流行り始めた当初のことを思い出しますが、
いわゆる自分の分身をインターネット上に作ったキャラクターのようなものですね。

自分の顔をどんどん出すわけにもいかないので、
自分の代わりに「ビジュアル」として認知されるためのキャラクター的な意味合いを持っているのですが、

この自分の分身が、
現実世界の自分と大きく違っている人がいるんですね。


シンプルに言うと、

現実の自分 = SNS上の自分

になっていますか?という話。


趣味のアカウントは、
現実の自分 = SNS上の自分

になっていることが非常に多くて、

副業とかビジネスの界隈は、
現実の自分 ≠ SNS上の自分

になっていることが非常に多いということですね。


なぜかというと、
先ほどもお話ししたように、

フォロワーを増やすためにはこうするべきですよ。
ブログのPVを伸ばすためにはこうするべきですよ。
記事はこういうジャンルが伸びますよ。

みたいな、常識やルールに溢れているからです。

実際には、オリジナリティや最新のインプット情報などを盛り込んで行かないと差別化できないのですが、

常識やルールに則っていれば・・・と安心材料に使っている部分もあるでしょう。


結果的に、

同じようなツイートが溢れる
同じようなブログ記事が溢れる
有名な方がさらに伸びる仕組み

こんな感じになっちゃってるんですね。

ある意味、
ビジネス界隈では仕方のないことかもしれませんけども。


この記事を通して言いたかったのは、
無理して周りに合わせる必要なんてどこにもないってことです。

無理して発信するのが楽しいわけありませんし。

例えば、

ツイッターを伸ばすために、毎日30ツイートしよう!とか。
有益な情報をツイートしよう!とか。
インフルエンサーにリプしよう!とか。

どれも確かに「伸びる」かもしれませんが、
自分が楽しくもないのに無理してやってて、
日々を楽しめずにすり減らすことって、本来の目的なんでしょうか?

有益な情報!有益な情報!と血眼になっていても、
結局タイムラインに流れてくる情報を真似して、
オリジナリティの無い発信になってしまうんです。

もちろん、
自分でたくさんインプットして、
素晴らしい情報を発信できるなら「有益な情報」を発信するってとても正しいこと
なんですよ。

でも、
「有益な情報を発信すれば伸びる」
という手段だけを見てしまって、対してインプットもしていないのに「有益な情報をツイートしよう」としても、焼き増しにしかならないんです。


つまりですね、
楽して結果を出そうとして、
「伸びるノウハウ」にばかり手を出してしまうから、
オリジナリティがなくなりますよ。

ということです。


③ まとめ


誰もが自由に発信できる環境が整って、
スマホを使えばいつでもどこでも発信できる状態ですから、
手軽なノウハウが溢れかえってしまうのも頷けます。

ですが、テクニックばかりを先に追いかけてしまうと、
本来大切な「中身」が無いので、
結果なんて早々出ないわけですよ。

結局、溢れる情報に飲み込まれてしまって、オリジナリティもなければ発信力も無い情報は、埋もれてしまうんです。

やっぱり、数じゃ無いんですよね。

自分の考えを、自分の言葉で発信している人は、必ず誰かに届いています。

それは少ない人数かもしれませんが、それでも誰かの心に届いているんです。


この記事をここまで読んでくださったあなたには、ぜひとも改めて考えて欲しい。

偽りのアバターを育ててしまっていないかどうか。

現実世界の自分の考えや思いをそのまま発信に乗せることで、ありのままの自分と共感してくれる人に届くはずです。

わざと作り出した自分ではなく、ありのままの自分です。

そうした共感者を増やしていきながら、発信を楽しんでいく。

これこそ、てかてんが思うSNSのあり方です。


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