Day3「スーパースターがいなくたって」
大会3日目は、グループリーグの1st、2ndマッチ唯一の、1日に4試合開催される日。
フランス×オーストラリア、アルゼンチン×アイスランド、ペルー×デンマーク、クロアチア×ナイジェリアという、サッカーファンにはたまらない夜になる。
が、ワタクシはといえば、最寄りから2駅のターミナル駅近くにあるバーで開催されている、沢田研二(ジュリー)ナイトに心惹かれ、生TV観戦はフランス×オーストラリアとクロアチア×ナイジェリアに絞ってしまった。
※アルゼンチン×アイスランドは、録画で観ました
やはり、スーパースターは、魅力的なのである。
Day3のトピックスといえば、アイスランドだろう。
世界的なスーパースター、リオネル・メッシがキャプテンマークを巻き、キラ星のスターたちを率いるアルゼンチンに対し、1-1のドロー劇を見せた。
DF4+MF4がコンパクトな距離を保つ強固なブロックは、メッシをもってしても崩しきれなかった。
ケガの治療・選手交代のため10人となったときに取られたPKも、GKがストップした。
スーパースターは、魅力的だ。
でも世界的には無名に近い選手たちは、スーパースターがいなくたって、勝ちに等しい星を獲得したのではないか。
W杯初戦で強豪国と対戦……そうなると、この極北の島国と、とある極東の島国を重ねる人もいるだろうが、ぼくは違うと思う。
アイスランドはヴァイキングの国であり、島の外に出ていき、外から他を受け入れてきた(はず)。
実際、今のアイスランド代表の中核を成す、2007年のU-17EURO出場メンバーを育てた1人は、元スウェーデン代表監督のラーゲルベックであり、彼はEURO2016に出場したチームの共同監督を務めた。
一方、極東の島国は、外とのコミュニケーションや摩擦に弱い、歴史的にみても“鎖国体質”という一面があるだろう。
今回、アイスランドがアルゼンチンに引き分けたからといって、極北のやり方を闇雲に見倣えばいいというわけではない。
鎖国なら鎖国なりの、積み重ね方や熟成の仕方があるはずだ。
今大会に挑むチーム、選手たちにそれが備わっているかどうかは、別の話だが。
さて、飲み食いワールドカップである。
今日は比較的、食べものや飲みものが手に入れやすい、いわば“当たり日”だ。
ワインはフランス、オーストラリア、アルゼンチン。
おつまみはクリームチーズと、オージービーフのローストビーフ。
さらに、アルゼンチンのパタゴニアは羊の産地ということで、前夜のパーティーのお残りの、ラムチョップも用意したが、ジュリーナイトに行ったので、調理しなかった。
1か月の長丁場となる飲み食いワールドカップでは、コストパフォーマンスが重要である。
上記のワインや食べものはいずれも、お値段からしても手に入れやすい。
極上のワインや食材は、おいしいし魅力的だ。
でもこちらのワールドカップも、スーパースターがいなくたって、きちんとしたコンセプトと柔軟な(ユルい)ルール、何よりもビッグマッチを楽しむ心があれば、十分戦えるのである。
あれ、何と戦ってるんだっけ?(笑)
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