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Day10「汗をかく人」

W杯、大会10日目。
試合は、ベルギー×チュニジア、韓国×メキシコ、ドイツ×スウェーデンだ。

ベルギー、メキシコ、ドイツ。
今夜は、ビール祭りである。


サッカーにポジション数あれど、ぼくは「汗をかく人」が好きだ。

それは代謝が良いとか汗っかきとかいう、体質の話ではない。
中盤の守備的な位置で、相手の攻撃を防ぎ、味方の攻撃につなぐポジションの選手のことである。

チームを陰で支える、重要な存在だ。

守備的MF、ボランチ、レジスタ、リンクマンなど、いろいろな表現をされるが、ぼくは「アンカー」という用語が好きだ。

それは自分の苗字が「イカリ」なので、「アンカー=錨」というオヤジギャグがなきにしもあらずだが(笑)、本当に好きな選手が多い。

今やポジションというものが流動的で、試合のなかでも役割が変化するので、カテゴライズは難しいが、日本代表であれば、大島僚太。

ブラジルのカゼミーロ。
クロアチアのモドリッチ。
スイスのジャカ。

そして今日は、何といってもドイツのクロースだ。

もちろん彼が決めた、後半アディショナルタイムの劇的なゴールに目が行ってしまうのは当然。
が、彼は試合を通して汗をかき、そして冷や汗もかいていただろう。

なぜなら前半、彼からのパスがカットされ、スウェーデンの先制点につながったからだ。

自陣センターサークル付近でボールを受けたクロースは、途中出場したばかりのギュンドアンへの短いパスをスウェーデンのベリにカットされ、それがそのまま失点につながった。

次戦はレギュラーのCBが不在のドイツにとって、このポジションは生命線だ。

果たして生き残れるか、チーム全体、そしてクロース本人の修正に注目したい。


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そんななか、飲み食いワールドカップ。

今夜は、韓国×メキシコにあやかり、両国の辛いものをいただいた。

キムチチゲ風のお鍋を、バーミキュラでグツグツ。
豚肉、キムチ、もやし、しいたけを入れて、味付けはコチュジャンと味噌。

レトルトのチリコンカン。

それを湯煎して、トルティーヤチップスに乗せていただいた。


キムチチゲの時点で、汗だくっだく。

ジリジリする試合展開とは裏腹に、ビールはすいすい進んでしまった。


汗をかく人が好きなワタクシだが、実は自分が汗をかくのは苦手である(笑)。

汗っかきなので、一旦汗がスタートしたら、なかなか引かないのだ。
さらに、自分の汗に肌が負け、肌荒れ(?)を起こすこともある。

なので、辛いものは嫌いじゃないけれど、かつては基本的に避けていた。

しかし、年齢を重ねて代謝が落ちてきているお年頃、時に食べるようにしている。

特に、夏。

暑い日に、あえて辛いものをいただき、汗をかく。
そして、ざばっとシャワーを浴びるのがいい。

体(特に、体の中)を冷やさないために、オススメだ。


W杯期間中、冷や汗ではなくプレーで汗をかく選手を見ながら、ぼくも熱く、汗をかきたい。

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