Day9「アディショナルタイムまで気を緩めず」
W杯・大会9日目。
ブラジル×コスタリカ、ナイジェリア×アイスランド、セルビア×スイスと、なかなかの渋い好カード。
2ndマッチとなると、どの国も1stマッチの結果を分析し、3rdマッチも見据えた戦いになる。
勝ちにいかなくてはならない、ドローでOKなど、それぞれの戦略が見えてくる。
初戦ドローの優勝候補大本命・ブラジルは、勝ちにいかなくてはならなかっただろう。
一方のコスタリカは、初戦を落としているので勝点3が欲しいところだが、相手はブラジル……負けなければ望みがつながる。
試合は予想通り、ネイマールが徹底マークされた。
ブラジルの被ファウルのうち、半分以上がネイマールへのファウルだったようだ。
レフェリーに抗議はしたものの、キレなかったネイマールは、よく我慢したと思う。
彼がキレなかったのは、ブラジルがしっかりした組織・チームとしてプレーをしていたからではないか。
ネイマールの才能は言うまでもないことだが、しかし彼もブラジルというチームのなかの1人。
遂行すべきミッションと犯してはならないルールを、きっちり守っている。
サッカーは、チームスポーツだ。
とかく日本では「誰々vs誰々」とか、「注目選手は?」といった報道がされるが、チームあっての個なのだから、個人的には、あまり参考にならない情報と捉えている。
それにしてもブラジルは、ネイマールはもちろんだが、チームとして良く我慢した。
スペースも時間もない現代サッカーでは、たった1回のチャンスをいかにつかみ、確実にゴールを仕留めるかにかかっている。
彼らは前後半、そしてアディショナルタイムまで気を緩めず、献身的に走り(世界のトップ・オブ・トップの彼らが!)、ゴールをこじ開けた。
これでブラジル優勝の芽が、かなりの確率で開き始めたと考えている。
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そんなブラジルに敬意を表し、今夜はブラジルのソーセージ、リングイッサを焼いた。
五反田駅のすぐ近くに、キョウダイマーケットというお店がある。
ブラジルやペルーの食品や雑貨を扱うこのお店で、リングイッサとフェイジョンを購入。
飲み食いワールドカップの開催地の1つは、自宅キッチンである。
フライパンにリングイッサを並べ、水を少し入れて蒸し焼き。
強火にせず、中火くらいで。
両面が焼けるまで、じっくりじっくり。
だいたい良いかな……と思ったあと、致命的なミスを 犯した。
ひねり部分を切ろうとしたら、実まで傷つけてしまったのだ!
あっという間に、フライパンは脂の海に……。
恐らく、いくらかは旨味も出てしまったことだろう。
火の入り具合が不十分なのと、自分の包丁技術のなさ……ま、おいしかったけどね。
最後まで気を緩めず、キレなかったブラジル。
最後でミスを犯し、切っちゃったワタクシ。
世界との差を、痛感したのであった。
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