11/30 夢日記
私の実家のすぐ横に小さな神社がある。正直今でも何を祀ってある神社なのか、そもそも神社は何かを祀る場所なのかどうかすらも分からないほど神道には疎いが、子供の頃はよく遊びに行った。小さな頃から遠出するのが好きではなかったから、遊ぶにしても本当にいつでも帰られる場所しか選ばなかった。桜の木や梅の木があるし、梅雨には紫陽花も咲くし、椿もあるから今でもなんやかんやで割と好きな場所ではある。
そんな小さな神社、もちろん狭い。子供の頃でも狭く感じたから大人になったらもっと狭い。その神社が少しびよんと広がって、小さくて古い学校になっている夢だった。自分が実際に通っていた学校も小中高と割と古めではあったがそういう古さではなく、The・木造、それに平屋。校舎と呼べるかどうかわからない小さな古い建物から離れた場所にどうやら職員室的な建物があり、その横にもまた小さな建物がある。多分、トイレ的な…学校によくある横長の手洗い場が見えた。
時間は多分20〜21時。おそらく私は高校生。男性の教師らしき人物に、遅くまで用もなく学校に居ることを怒られる。帰り支度ができたら今から帰ると職員室に報告しに来い、と私に言うと、教師はその職員室らしき建物に向かって歩いていく。支度もなにも何故自分がそんな時間まで学校に居たのかも分からない私は、教師の後を無言で着いて行った。
職員室の前に着くと教師は私の方を振り返り、急に笑顔を見せたかと思えば私の頭を撫でながら、お前は良い子だな、と言う。それが何故か凄く気持ち悪く感じてしまい、私は一言も発さないまま後退り、そのまま一気に走って帰ろうとした。が、その教師ではない別の知らない男が急に現れ、待て!と大声で叫んできた。
私はどうにか逃げようと、おそらくトイレであろう場所へ逃げ込む。手洗い場の扉を開けて鍵をかけ、しゃがんで息を潜める。外から砂利を踏むざくざくした音が聞こえて、それがだんだん大きくなる。震えながら顔を上げると、窓に黒い人影が映って見えた。逃げないといけないのに私は何故かそこから目を離せず、その人物の正体が知りたくなってしまい、じっと窓を見つめ続けた。男性の声で追いかけてきたはずなのに、男性にしては線が細く、その上髪も少し長い。少なくともショートヘアではないと影で分かる。誰だろう、と窓の外を見つめ続けた所で寒さで目が覚めた。
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