クワイエット・プレイス 破られた沈黙
近年のB級ホラー映画ではダントツに面白かったクワイエット・プレイスのまさかの続編
パート1を見たときには確かに面白かったんだけれど、終わり方を思うとまさかのパート2ができるとは思わなかったし相当ヒットしたんだと思う
今作は本来2020年公開作品だったものの、コロナの影響で公開が延期し、ようやく今年に公開になった作品 そして公開を後ろに延期できるほどの期待値の高い作品だったということもわかる(特に外画の強気な無限延期ループはえぐかった)
もちろんパート2なのでパート1は見ておいたほうが良い 思いっきりパート1のすぐあとの話になるから
設定は大きくは変わっておらず、音を立てると化物が襲ってくるというシンプルな設定 こんなシンプルな設定なのに物凄い緊張感と、ほどよい「あー子供なにやってんだよー」というハラハラなイラツカせ演出発動でおもしろさ倍増 しかもパート1から引き続き赤ちゃんという理屈抜きで泣いて音を出してしまうハイレベルな設定が更に凄い
今回は新キャラ登場でNETFLIX配信作品「ピーキー・ブラインダーズ」でも人気のキリアン・マーフィーが参加
キリアン・マーフィーといえばダニー・ボイル監督「28日後」で元祖パンデミックサイバイブ映画の主人公を演じているツワモノなので、キャスティングもかなり狙ってされたんじゃないかと思うくらいよくわかってるキャスティング
しかもキチンと伏線を交えながらの追加キャラで、偶然この世界になってから出てきたとかのよくあるドラマシリーズの登場ではない演出も素晴らしい普段からいかにああいう設定でぶっ込まれる謎の新キャラに違和感を憶えているかを理解しているような気がする
途中で出てくる謎の信仰軍団のような山賊もドラマならそれだけでワンシーズン消化する勢いだけれど、そういう要素も速攻で排除してしまう潔さも素晴らしかった 完全にこの辺は当てつけというか皮肉でやってるとしか思えないほどの切り捨て感
ストーリー自体にも広がりと子供の成長が見られる内容で、パート3が決定しているというのもネットニュースで見かけたので、続編も強く強く期待したい作品
そして今回のパート2に対してめちゃくちゃダサい副題をつけてしまった日本の宣伝配給会社はどうしちゃったんだろうと疑問
「パート2って言ってもパート1知らないし」で新規は観てくれないだろうからナンバリングは止めようという流れも見て取れるけれど、破られた沈黙じゃちょっとなあ…意味がよく分からない
邦題はダサいけれど、映画はめちゃくちゃおもしろいので是非パート1から見ていただきたい
ポスター(インターナショナルver)
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