引退するタイミングは自分で分かる
前回あんな記事を書いておきながら
サッカー選手を引退しました。
やめることをやめて、嫌になるまでとことん続けようと心に決めていたはずが、どうしてやめる決断をしたのか。
そして引退したからこそ気付いたあることについてちょっとだけ話します!
最後に本当に伝えたいことを書いているので最後までぜひ読んでくださいー!
引退できた理由
「引退できた理由」
という書き方をしたのは、「引退」が私にとっては大きな壁だったから。
引退できた理由、ずばりそれは
「やめることをやめたからこそやめることに抵抗を感じなくなった。」
といのが本当の答えです。
わかりにくっっ!(笑)
ん-、言葉にするのって難しい。
頑張って分かりやすく説明すると、
「引退ということにそれほど特別感を感じなくなったから」
だと思います!
その特別感を感じなくなった大きな理由は、やりたくなったらまたやればいいという考え方を知ったから。
これは間違いなくスウェーデンで得た価値観です。
一度辞めたらもうすべてが終わってしまうような、もう戻りたくても戻れないような、そんな恐怖感というか、漠然とした不安を感じていたから引退というものに抵抗を感じていたのだと思います。
スポーツに真剣に取り組んでいる人なら誰もが抱いたことのある感情じゃないかなと思います。
いや、スポーツに限らずどんなことでも自分が人生を賭けて取り組んできたことなら、それをやめてしまうのは勇気がいることです。
でもスウェーデンでサッカーをして、色んな形で現役復帰する人たちを見て、いつからでもまたサッカーを始めていいんだ。と思うようになりました。
もちろん、一度やめたらまた始めるのはとてつもなく大変です。
でもそこにかける情熱さえあれば、遅すぎることなんて何もない。
そんな風に考えだしたら、もういつでもやめる覚悟が知らず知らずのうちに出来上がっていました。
なのでやめると決めた時は、考えて考えて、悩んで悩んでやっと出した決断
ではなく、
「うん、今やな。やめちゃおう。」
そんな感じでした。もう少しドラマチックな背景があればネタも広がったんですけど、本当にあっさりすぎて正直おもしろくないです(笑)
なので私が伝えたいのはこんな面白くないどうでもいい私の引退話ではなくて、
引退して気付いたあることについてです。
悩んでるうちはやめ時じゃない
今まで何度も引退を考えてきました。盛って、10回くらいはあるかも。
なんで盛った?(笑)
でもその度に悩んで悩んで、続ける選択をしてきました。
続けることもまた、勇気のいることでした。
そして引退した今思うのは、
「あの時やめなくて良かった」
ということ。
あの時やめていたら絶対後悔していたと思います。活躍する仲間やライバルを見て、「私もあそこにいたかもしれないのに」「続けていたらどんな未来やったやろう」そんな感情が生まれていたと思います。
悩まずに引退した今は、活躍するみんなを見て「頑張ってほしい!」「頑張ってる人ってめっちゃかっこいいな!」「もうお腹いっぱい!と思うまでやり続けてほしい」
そんな風に思います。
だから「悩んでいるうちはやめ時じゃない」
私はそう思います。もちろん必ずしもこれが模範通りの答えではないけれど、少なくとも私の経験から自信を持って言えることです。
後悔しそうで怖かった選択を、後悔せずにできた。
「選んだ」というよりも「自然とそうなった」と表現する方が近いような気がします。
引退するタイミングは自分で分かる
私が現役中、一足先に引退したある人が言っていました。
「引退するタイミングって自分で分かるよ」
と。
その時は、「え~ほんまか~?」
と答えましたが、今ならあの時あの人が言っていたことが理解できます。
自分だけが分かるタイミングがある。
そのタイミングをちゃんと見極めれた人はきっと後悔しない。
後悔するかしないかの基準は、「自分が何かを成し遂げたか」とか「活躍できたか」とかそんなことじゃないと思います。
大きな成績を残せなくても、活躍できなくても、自分が自分自身としっかり向き合って進んできたその道に誇りを持てて、そして次のステージにワクワクする心があればそれはもうタイミングなんだと、そう思います。
これはきっと引退に限らず、何か大きな決断をする時すべてに言えることじゃないかなと。
「怪我をして引退するのだけは嫌やなぁ」
なんて語っていた昔の自分に今の自分を見せると
「何してんねん!」って怒られそうですけど、
「大丈夫、よく頑張った自分!って心から思えてるから」
と伝えておいてください。(誰に頼んでんの)
今思い返せば、あの時は必死で気付かなかったけど本当に毎日身も心も削ってよく頑張ってたよなぁ~なんて思います。
ということで今回はこのへんで、短めに。
サッカーを越える感動にこの先出会えるのかなぁ
なんて思うけど、それを探しにもう次のステージに向かって歩み出しているので、またそのことについて書きにきますね~。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
皆さん身体に気を付けて、今日も元気に…!
いってらっしゃい!
(めざましテレビみたいなった)
Hikari