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貞山放送 鉄生です。
みなさん初めまして。
貞山 鉄生と申します。
職業はトラックの運転手、YouTuberになります。
YouTubeで動画配信を始めて8か月になりました。
おかげさまで登録者も伸びています。
ですが本来僕自身は喋りが苦手で、逆に文章のほうが得意です。
なので今回NOTEにて情報発信をしていこうと考えております。
動画の情報をただ文章にするだけではつまらないので、動画では言えないようなことも織り交ぜながら綴っていこうと思います。
今回は初回なので運送業界の【過去】【現在】【未来】について語っていきたいと思います。
まずは【未来】からいきましょうか。
AIや自動運転が発達してトラック運転手の仕事はなくなってしまうのか?
そんなことはありません。
大昔、馬車という乗り物がありました。
それが自動車に代わりましたが、御者が運転者に代わっただけで操作する人間は必要です。
その運転者がAIになるでしょうか?
なるかもしれません。100年後には。
遠い未来にはそうなるでしょうね。ただ僕が生きている間はならないと思います。
もしそうなるなら車ではなく電車のほうが先では?
技術的にも法整備も電車のほうが簡単だと思うのはぼくだけでしょうか?
なので、電車に運転士さんがいる間はトラック運転手の仕事がなくなることはないと考えます。
自動運転の技術に是非僕の運転をモーションキャプチャーしてもらいたいと思います。手前みそですが16歳でバイクの免許を習得してから26年間無事故です。
20年以上トラックの運転手をしてますが、いまだに事故はありません。
どうでしょう?
自動運転の開発者さんがいましたら、僕の運転や視線の配り方などモーションキャプチャーしてみませんか?
話がそれましたね。戻します。
トラックの運転手、大きな意味での運送業はトラックの運転だけが仕事ではありません。仕事の内容にもよりますが、運転自体の比率は50%くらいだと思います。つまり自動運転によって無くなる運転手の仕事は半分以下になります。ずいぶん楽になりますね。早く自動運転になってもらいたいものです。
AIはイライラもしませんし、もちろん煽り運転もしません。
逆に納品時間に遅れても謝ったりはしません。
機械と人間の感情の祖語をどうやって埋めるのか興味があります。
「過去」はいくらでも語れます。
僕自身20年以上運送物流業界にいて転職回数30回以上です。
いくらでも【黒い過去】の話は出てきます。
僕のじゃないですよ。運送業界のです。
昔々の話をします。
運送会社の社長の家の引っ越しはその会社の従業員が休日にやるのが普通でした。もちろんお金は出ません。昼に弁当が出るくらいです。
これが当たり前にどの会社でもありました。
あとは社長の乗っている車の洗車ですね。
仕事が早めに終わって車庫に帰ると大体やらされました。
そもそも業界自体がブラックでした。
なぜなら運転手が掃いて捨てるほどいたからです。そこら中に運転手がいました。なので会社も【嫌なら辞めろ方式】を採っていました。
過積載、長時間労働は当たり前。逆にその分が丸々会社の利益になっていました。
そして意見を言うと決まって「嫌なら辞めていいよ」となるわけです。
【社畜に洗脳】と言えば言いすぎですかね?
だから洗脳を拒否した僕は30社以上の運送会社を転々としているのかもしれません。
横暴な運送会社の経営は最近まで続いていました。
そして「現在」どうなったか?
今までやってきた王国経営が出来なくなりました。
法律の順守が厳しくなり、罰則規定もできました。
不景気から運賃は下がり続け、逆に燃料は上がり続けています。
利益を圧迫するのはそれだけではありません。
社畜に洗脳したはずの奴隷運転手がシュプレヒコールを上げ始めました。
「過積載は違法」「残業代未払いを是正せよ」
現在、運送業界はこの声に抗えません。
なぜなら以前は掃いて捨てるほどいた運転手がいなくなってしまったからです。
それはなぜか?
経営が苦しくなった会社がなにをしたかを考えれば分かります。
長年王様暮らしをしてきた会社の社長さんは自分の生活レベルは落としません。落とすのは社員の給料です。
そうやって搾取してきました。
「会社がなくなったら給料どころか無職になる。会社が苦しい時は協力しろ」そんなセリフを聞いたことがある運転手は沢山いると思います。
結果、運送業は安月給になりました。
運送業の唯一の利点である高給がなくなってしまいました。
つまり魅力のないきついだけの業界になってしまったのです。
免許制度の複雑化もあり若い人たちが全く入って来なくなりました。
40代の僕も業界的にはまだ若手に分類されてしまいます。
完全に自分で自分の首を絞めた格好になりました。
掃いて捨てるほどいた運転手が全くいなくなってしまったのです。
そうなると立場は逆転します。
「違法労働はしません」「長時間労働はしません」「残業代はきちんと支払います」「無理な運行させません」
当然のことを声高に叫び始めました。
当然のことなので、誰も見向きもしません。
それが「現在」の運送業の真実です。
僕の個人的意見は【運送業は利用する価値がある業界になった】です。
僕は【貞山放送 鉄生】としてYouTubeで情報発信をしてきました。
「トラックの仕事」をみなさんにおススメしてきました。
若い人、シニア、未経験問わずおススメです。
今の運送業界なら奴隷労働を強いられることもないでしょう。
クリーンな業界に変わる過渡期だと思います。
僕自身も現在トラックの仕事をしています。
そしてYouTuberとして情報発信して副収入を得ています。
基本、運送業界や運送会社には反目のポジションです。
常に運転手側に立って情報発信しているつもりです。
これからも、その立ち位置でお話していきたいと考えています。
これからのトラック運転手は個人で稼ぐ時代です。
稼げる会社に依存するのではなく、稼げる個人にならなければいけません。
いい時代になりましたね。
最初の挨拶にしては長くなりました。
今日はこの辺で。
みなさん、ごきげんよう。
貞山放送 鉄生でした。