タンクローリー乗りませんか? パート2
仕事が休みなので20時間寝ました。
みなさんお疲れ様です。
貞山放送 鉄生です。
今日は朝から雨でした。
休みのぼくにはあまり関係がありません。
家でずっとだらだら過ごしています。
最近のマイブームはYouTubeで美味しんぼのアニメを観ることです。
戦わない漫画もいいもんです(料理勝負はありますが)
バトル漫画に少々疲れたのかもしれません。
はい。
前置きが長くなりましたが、今日はタンクローリーの話の続きです。
現場系ローリーから始めましょう。
現場系ローリーとは、
バラセメント、アスファルト、アッシュ、ソーダ灰、カーボンブラックなんかも一応現場系とひとくくりにしてしまいます。
正確には違いますが、おおざっくり現場系とします。
【免許】大型自動車免許
牽引免許(あればとても有利になります)
※特別な免許、資格は必要ありません。
【仕事内容】工場で積んで各現場、製造工場に運ぶ。
バラセメントとはいわゆるセメントのことで、一般的には袋に入った25キロのものがホームセンターなどで売っていますよね。
あれの中身だけをローリーのタンクに積んで、セメント屋だったり工事現場などに運びます。
荷下ろしはトラックに積んであるコンプレッサーでタンクに空気を送り、タンク内の圧を上げてサイロにとばします。
一日3~5現場くらいでしょうか。
アッシュ、ソーダ灰は工場から工場で荷下ろしの仕組みは一緒です。
会社によりますが大体一日2~5回くらいだとおもいます。
アスファルトの場合はちょっと特殊で、会社によっては現場で火を焚いて作業することもります。
工場から工場までの移動だけの会社もあるのでそこは要確認です。
カーボンブラックとは簡単言えば炭の粉のことです。
工場からタイヤメーカーの工場なんかに運びます。
正直、くわしい仕事内容は分かりません。ごめんなさい。
車はバラセメントと同じ粉体流動車のようですが、細かい仕様までは分かりません。
非常にレアな仕事です。求人募集もみたことがありません。
どの現場系ローリーも基本日曜、祝日が休みです。
繁忙期は仕事の日もありますが、きちんと手当てがでます。
バラセメントは会社が何次下請けかによって、給料にばらつきがあります。
それ以外のローリーはそれなりにいい待遇の会社が多い傾向にありますが、仕事自体もレアであまり募集も見かけません。
現場系なので、見た目や態度などにおおらかな会社がおおいです。
トラックも装飾OKなところも結構あります。
無線をやっている人もおおいですね。
いかがでしょうか?
身だしなみに気を遣うのが面倒で、多少の汚れは気にしない人は
現場系ローリー向いてるとおもいます。
次はケミカル系ローリーいってみましょうか。
ケミカル系とはいわゆる化学薬品のことです。
苛性ソーダ、次亜塩素酸、アンモニア、鉄液、等々です。
【免許】大型自動車免許
※特別な免許、資格は必要ありません。
【仕事内容】化学工場で積み、各工場や浄水場などに運ぶ。
僕が以前やっていたのは苛性ソーダでした。
とても危険な薬品ですが、危険物免許はいりません。
どの薬品も取り扱いは慎重さを必要とします。
化学工場内での作業は規則、管理ともに非常にきびしいです。
あさの出勤時間はそんなに早くないのがいいところでしょうか。
大体5~6時くらいですかね。
一日2便程度で終りです。
基本夕方には終り、からだは非常に楽です。
待遇は会社によって大きく違い、仕事が楽な分給料が安い会社もおおくあります。
ケミカル系ではアンモニアが一番給料が高い傾向にあるようです。
いかがでしょうか?
お金よりも、楽な仕事を優先したい人にはおすすめです。
さて最後は産業ガスローリーです。
前回紹介したLPガスローリーも産業ガスですが、今回はあえて分けました。
産業ガスローリーとは、炭酸ガス、窒素ガス、酸素ガス、アルゴンガス、水素ガス、ヘリウムガス、等々です。
【免許】高圧ガス移動看視者
大型自動車免許
【仕事内容】各製造所で積んで、工場、充てん所、鉄工所、飲料メーカーに運ぶ。
数あるローリーの中で、僕が一番おすすめするのがこの産業ローリーのしごとです。
基本積み置きなので、出勤時間は朝一の現場によってちがいます。
長距離運行はあまりありません。
地場~中距離がメインです。
製造所も会社もそんなにきびしくなく、適度に緩やかな雰囲気があります。
身なりも、態度もそんなに気にしません。
一日1~2運行でほぼ毎日家に帰れます。
夏が繁忙期ですがちょっとムラがあります。ひまな夏もあり、いそがしい冬もあります。
基本日曜、祝日が休みですが、飲料メーカーとの取引が多い会社は出勤の日もあります。
待遇は会社の給料体系にもよりますが、悪くはないでしょう。
いかがでしょうか?
のんびり仕事して、それなりの給料が欲しい人におすすめです。
実際はまだまだタンクローリーの仕事はありますが、一般的に知られているのはこのぐらいでしょうか。
次回は大きく、タンクローリーのメリットとデメリットをお話したいとおもいます。
みなさんの就職活動の一助になれば幸いです。
貞山放送 鉄生