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season 1

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様々な背景を持つ複数人でそれぞれ綴る公開日記/エッセイ。 同じアパートに暮らす住人のように、交わりそうで交わらなさそうなそれぞれの日常。 (第1期は7〜9月)
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#商売

[第1期]書き手紹介

様々な背景を持つ複数人でそれぞれ綴る公開日記/エッセイ。アパートに暮らす住人たちの交わりそうで交わらなさそうな、それぞれの日常。 (第1期は7〜9月) re デザイナー IT企業のインハウスデザイナー。UI/UX・グラフィック・プロダクトのデザインやマネジメント・データ分析・社長のためのバンド奉公など仕事の幅が広すぎて何もわからなくなってきた。デカい水を見て煙草を吸うことと無防備な時間帯に人と話すことと水色と紫色がすき。ゴキブリ以外は多分食べれる。 Instagram

ひとりの限界 | オオタミユキ

お店を営み始めて5年目に入った。 毎日に必死で、振り返ってみると一瞬。 まだまだやりたいことが沢山ある。 ただ、最近ふと自分ひとりの限界を知って 窓のない地下室のような、どうしようもない息苦しさを感じてしまうようになった。 接客、通販、配送、仕入れ、やりとり 運営に関わることは基本ひとりで行なっている。器用貧乏なので、満遍なくできることは多いほうだ。 自分の手の届く範囲のことだけをまず考えて仕事がしたい。そう願って会社員を辞めてお店を営んでいることもあってスタッフを雇っ

100万円 | ハコミドリ 周防

幼い頃は100万円って、とんっでもない大金だと思っていたし、 100万円あればなんだって出来ると信じていた。 【ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!】というテレビ番組で、一般人チャレンジャーが激難イライラ棒に挑戦する回ではいつも手に汗を握りながら刮目し、あとほんのちょっとのところで惜しくもチャレンジ失敗!というシーンのたび、飽きもせず声が枯れるほど「っぎゃあ〜!!!」と叫び、挑戦者の涙を見て一緒に泣いた記憶もある。 「100万円…あとちょっ