歌詞から考える作曲とは
今回の記事は作曲家でトークボクサーのlmonorさんが書かれた記事からインスパイアされました。
普段はメタバースのことをメインに記事を書いていますが、僕の人生の大きな部分を占めているのが音楽です。ですのでたまには音楽の話でも。
様々なアプローチ
作曲方法とは人それぞれで、メロディラインやビートから作る人が多いように感じます。鼻歌で作ったり、机を叩くだけでも意外とそこから発想が広がることもあるかと思います。
僕ももちろんそのような作り方や、ギターやベースを弾いたりしている時に曲が生まれることも多いのですが、歌詞から作ることも多々あります。その方法とはどうなのか、僕の場合をご紹介させていただきたいと思います。
元記事にもありますが、作曲方法は人それぞれ。良い悪いではないのでその点だけは肝に銘じてもらえると、作曲がさらに楽しくなると思います。
歌詞が生まれる瞬間
僕が作る場合、基本的には思想や感情が先にあります。常に色々なことを無駄に考える癖があるので、そこから生まれることが多いです。
たとえばボーカロイドで書いた以下の曲。
こちらは「月が笑ってる」「空が見下ろす」なんて表現に対して、どういうことやねん、という気持ちから着想を得ました。表現方法としてもちろん間違ってないし理解もしてますが、それってつまり?と掘り下げてみました。
月や空に対してそういう気持ちが芽生えるのはどういうことなんだろう。そういう風に人格を与える心情は?歌詞の流れにもよると思いますがこの時は、メランコリーな気持ちが強いときかなと進めてみました。少し無力感を感じるときもあるかもしれませんね。
そこから書き続け、後はかっこよく言うと「言葉を紡ぐ」だけ。湧いてくる言葉を繋がるか語呂がいいか、他に良い言い回しがないかを探る作業で、どの音を使えばいいか、という事を「言葉」に置き換えただけです。
どうやって歌に?
メロディは歌詞と共に生まれることもあります。最初の一フレーズ、この曲でいえば「見上げた月は僕らを照らす そんな風に思ってしまう」が頭の中に浮かんだのとほぼ同時にメロディが出てきました。
しかしこのケースはそこまで多くはありません。大体の場合が歌詞を作り上げ、メロディかギターでコードを当て、歌詞を添削し、そこからは他の作曲方法と同じとなっています。
作りながら途中で歌詞を変えることも、一度は出来上がったとしても作り直して音楽ジャンルを変えることも有ります。
つまりは結局人それぞれ
今回ご紹介したのは歌詞から曲を作る一例の一部です。最終的には曲が出来上がること。満足度だけではなく数をこなすということも一つの大事な要素とも言えるというのもまた、奥が深いところですね。