全日本選手権の女子の部だけが中止になった件と武井きょうすけ氏によるコメントについて。

まずはこちらをご覧ください。

UCIのレギュレーションを日本の管轄団体JCFが無視して、何故か女子の部のみが開催4日前にキャンセルになった件について語っています。日本のロードレース界の問題を端的にではありますが語っております。

こちらの武井氏、日本で最強の女子ロードレーサー、與那嶺恵理選手のコーチとして、歯に衣着せぬ発言が痛快で個人的には好きな方です。

またこのかわいいさな氏の動画も参考になるかと思います。

こちらの賛否はいろいろあるかとは思います。UCIのルールが絶対である以上、そのルールで開催されないのであれば、開催されるべきではないですし、反対に、サポートカーが走れないような場所を選手が走るの?とも思います。そして中止にするなら男子もしなければならないのでは?なぜ女子だけなんでしょうね。

そして一部の方は選手の安全が第一、と反論もしておりますが、まず、武井氏はそのことについて言及しておらず、危険か否かではなく、レギュレーションに沿っているか否か、を論じているのにも関わらず、選手は危険でもいいの?というのは論点がずれていませんか?

スポーツでルールは絶対です。その絶対のルールに従われない、もしくは納得できないのであれば、異議申し立てもしくは擦り合わせをすべきで、下部組織が勝手に決めてはいけないように思います。UCIと直接でも話のできる人、部門はないのでしょうか?あるかもしれませんし、何か行動してるのかもしれませんが、もしそれがうまく機能しているのであれば、今回のようなことは起こらなかったとも思います。そしてそれは日本に重複して複数のロードレース団体が存在しているのが一つの証拠でもあるように思います。

レギュレーション違反をしなければならない事情も、法律や安全面からあるかと思いますが、それに対してJCFは効果的な行動を今まで起こしてきたのでしょうか?もちろん内部事情は知りませんが、この管轄団体の管理不足等も、日本でロードレースが根付かない一つの原因ではないでしょうか。

しかしこの件、日本スポーツ仲裁機構にて申し立てが受理されており、開催中止の判断が覆される可能性もまだあるようです。過去にもサポートカーなしでのUCIレースが開催されていることもあることから、選手の安全面を確保した上で、是非とも全選手が参加できることは期待しております。

てゆうか過去にもそんな例があったんだったらJCFはなんでその手続き等をしなかったんでしょうね。そのルールを欺くように見える姿勢が反感を買っているのではないでしょうか。

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