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【連載小説 中篇予定】愛が生まれた日(79)エピローグと果てしのないお喋り、そして5・3・1・1の法則について

 この文章は、2024年10月14日(月)スポーツ日に書いている。

 坂口安吾はかつて梵字だか印度語だかを勉強しているとき、重たい辞書を数冊あちこち引いて、こちらを見て、ということをしていて、べんきょうというのはスポーツだと思ったらしい。

 南の島もすっかり秋の気配であるが、まだ全然暑い。いまおれは上半身は裸身、パンティとボンズ(半ずぼん、半筋肉増強剤)とゆう姿でこれを書いている。うっすら汗もかいている。

 そんなことはどうでもよろしい。

 現在の状況を、知る限りでお話しよう。

 ユキノシタの赤ん坊とユキノシタは今臺灣にいる。ツァイと一緒のはずだ。10年近く前の話だが、なんとか街というところで会った。元気でした。

 つぎ。

 ゆきむらゆきお(要介護3)はその後姿を消してしまった。西村四郎はそれを探して、これもいなくなった。噂では四国に居るらしい。あくまでうわさ。

 由紀夫(ガチ勢)と由希子は結婚した。九州にいる、はず。このところ連絡は取っていない。子どもは生まれたはずである。

 雪舟は雪美と結婚した。ねずみみたいに子を作ったが、離婚した。雪舟とはあの後もしばらくは繋がっていたのだが(おれが)、それによると雪美というは極度のグータラで、家事も育児も疎かだったとのこと。バスケットのチームを結成できるほど子を産んだが、離婚して、子はすべて雪舟と雪舟の実家(金持ち)が引き取った。雪美は雪子とつながっており、それによると雪美は独立して、マッチングアプリの開発と運営をしているらしい。

 メイ(聖女・未来預言者)はJune(スノー・ガーデンの店員)とふたりで島にもどった。Juneは漁師をやりながら、メイの子と暮らしている。メイは実は沖縄におり、つい最近もあって茶をのんだ。占いと、何か別の仕事をして生計をたてている。

 えーっと。あとは。

 ミルミルヤレルのその後は、全然知らん。

 フェラチオ・グッドマンにはあのあと一回もあっていない。ミスター・グレイにも。

 でも、なんだかそろそろまた会うような気がしている。

 クリスは毎年ねんまつになるとクリスマス・カードをスノー・ガーデンに送ってくるらしい。という話も十年近く前のはなしだが。

 さて、こんなところかな。次でこの話はおわります。

 そのまえに、復讐(復習)

 この、法則、割り合いをも一度ご確認ください。次で終わります。

ある集団がいる。10人としよう。

このうちの5人は普通の人たち、善男善女である。基本的には。

3人は話が通じない。

1人は悪い状況にある。サポートが必要なひと。

1人は天使のような聖人のようなひとである。

「5・3・1・1」の法則


本稿つづく

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#愛が生まれた日


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