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【たし蟹】ポルノ映画にネタバレはないー娯楽の殿堂 首里劇場
沖縄で一番古い映画館は首里劇場であった。あったのだが今はもうない。
この映画館は娯楽の殿堂であり、映画のほかにも芝居などの興行もあったという。私も10年ぐらいまえに首里劇場で行方知れズのライヴを観た。自由な感じでノリノリだった。
映画が斜陽になってから、首里劇場はポルノ映画上映館となった。子どもの私が知っているのはポルノ映画館としての首里劇場であり、それは半世紀近くそうだった、と思う。
首里劇場はなくなる数年まえに、ポルノだけでなく昔の名画も上映するようになり、私も2回ほど行った。名画だけでなく小劇場系の新作も上映するなど、館長(空手家)はとてもがんばっていた。いたのだが、急に亡くなってしまった。思えば思うほど、残念である。
ポルノ映画上映館の頃も何回か観に行った。人生の転換期というか、苦しいとき、トイレのにおい、タバコのにおい、カビのにおいのする首里劇場の暗闇が唯一の安らぎの場所であった時期もあった。
発泡酒(麦とホップばかり飲んでいた←金が無いので)を飲みながら、ポルノを観る。
ポルノというのは基本的に退屈である。やることはそんなに変わらないし、自分もやったことあるし。という風に。
やってるのを見たいのであれば別にAⅤというのもあるし。
じゃあポルノ映画で何を観るのかというと。
・脚本がしっかりしている
・俳優がちゃんと演技する
・設定がきちんとしている
AⅤにも本とか設定とかはあると思うが、基本的にAⅤは自然主義を重んじる。素人っぽい設定で、素人っぽくいたす、とか。
ポルノ映画は浪漫派であり、つくられた物語というのがある。この物語、ストーリーを観るわけである。中には荒唐無稽なのもあったり、ほろりとされられたり、笑えるものもある。
どういう作品を観たかという(の)は、また今度書きます。