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【掌編400文字の宇宙】那覇大綱挽
けふ大綱挽があった。その時間那覇に居たけど、行かなかった。
このつなひきは那覇で東と西に分かれて引っ張り合いをする。どっちかかが勝つ。今年もどちらかが勝ったのかな。引き分けのときもある。
東と西は地区でわけられる訳だが、首里は仲間外れである。首里というのは元々首里市だからである。のだと思う。今はちがうのかな。
この祭りには子どものときに一回だけ行った。縄(綱をひくやつ)は絶対持ち帰るな悪いことが起きるからとゆわれた。しかし那覇の人によるともちかえると大変縁起がよいらしい。どっちだよ。
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兎に角人が一杯である。田舎者がいくような祭りではない。
那覇の人は都会っぽくてスカして、時々話が合わない所がある。話し方も少しだけ違う。シティーっぽい。方言をほとんど使わないような気がする。
何年か前に空港で首里という名札のCAさんがいた。
「首里の人なんですか」ときくと、
中部か、離島の人だった。