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Photo by
golchiki
【掌編400文字の宇宙】どうでもいい話
朝、コンビニで牛乳とヨーグルトと珈琲とキレートレモンを買った。珈琲を淹れている間にキレートレモンをのんだ。珈琲を啜りながら帰った。
かえって牛乳をのみ、ヨーグルトをたべ、のこりを冷蔵庫にしまった。
大寒を過ぎてからむしろ暖かい。ねこは子どもの布団で寝ている。
『こんな医者は嫌だ』という大喜利をひとりでやった。
「黒衣を着ている」
「死は終りの始まりだと考えている」
「十万年スパンで物事を捉まえているので友だちがいない」
「なんつって、と語尾に必ず付ける」
「なんつって、なんちゃって、なんでやねん、なんでよ、と連続で言う」
「結局南極、あれ、ガンです、と言う」
「怒ると、壇ノ浦で地獄見せたろか、コラ、と言う」
「和布刈海岸に沈めたろか、ボケ、と言う」
「薬缶に入れた泡盛の水割りをずっと飲み続けている」
「カルテの文末に(笑)と書く」
「看護師の乳がでかい」
「競馬中継を見ながら診察をする」
「月刊ムーを愛読している」