【母】母は義理の妹たちがきらいらしい?
きょうは、祖母の七回忌である。たぶん。兎に角法事である。
私の父には妹が五人いる。だから私には叔母さんが五人いる。
母は「無理しないで、来ないでもいいよ」という。別に無理をしているつもりはなく、一族の面々にひさしぶりに会えるので、たのしみである。
母は、この義妹たちが、きらいらしい。全員ではなく、上から三番目の、Sという義妹のことは好きである。なので、祖父母(どちらももう死んだ)の家は、今は父のものなのだが、もてあまして、処分も考えているので、Sにあげればよい、という意見をもっている。そのことを父(母の配偶者)と話しているのかどうかはわからない。
ことあるごとに、母は私の叔母さんたち(母の義妹たち)のことをわるくいう。わるくいうというか、なんか、苦手さあの人たちは、みたいなことを言う。どうも、私にも、きらいになってほしくて言ってるような感じがする。
私は別に、叔母さんたちのことはすきでもきらいでもなく、どーでもよろしい。というかどちらかというと、すきだ。同じ血を流しているのだから。母は義妹たちとは、血がちがう。義理なのだ。
だから、きらいなんじゃないかな。
戦争というのは、けしてなくならないと思う。