【老害注意】K-POPよ、恨(ハン)を忘るる勿かれ
ケー・ポップがこのところ、一世を風靡しているらしい。男も、女も。
なので私は聴いてみた。ふむふむ。ふーむ。ほほう。ふーん、という感じ(小並感)。
南蛮渡来のテクノ・ポップを上手に取り込んで、独自に進化させているし、特色もある。ダンスも歌もうまい。しかし私にはあきたりない。一回聴けば、もういいかなという。
子どもの頃、世界地図を見て、朝鮮半島のひとたちが中国人ではないというのが、どうしても納得がいかなかった。大陸に、猫の舌のようについている半島。どうしてこの人たちは、中国語がわからないのだろうと。
東京と那覇は、1,900キロメートル(約)離れている。あいだは大体海である。それでも似たような言語を使っている。朝鮮半島と中国大陸は繋がっている。零キロメートル。それで、言語がちがう? 人種もちがう? 子どもの私にはどうしても理解できなかった。
いまは分かります!
沖縄はおきなわで歴史的に難儀をした。朝鮮の人もご苦労がおおかったことだろうと思われる(推測)
独自の文化があり、文化的に特色がある。歌もそうだ。
韓国にはパンソリという歌謡がある。私は映画『風の丘を越えて/西便制』でそれを知った。とてもいい。
パンソリには、恨(ハン)が重要な要素としてある、らしい。この恨というのは、うらみ、つらみ、というわけではない。うらみ、つらみもあるだろうが、もっと大きな意味がある(推測)
私は現代K-POPを聴いて、果たしてこれらの歌に恨(ハン)があるのかどうか。私には無いように思う。
へらへらしている。へらへらしているのが何もわるいわけではない。へらへらした歌もうたで、よいとは思う。
ただし!
恨(ハン)のこころを、忘れてはいけないと思うのである。
朝鮮人よ! 恨(ハン)のこころ、わすれていませんか?
大事なのは、お金じゃありませんよ。こころです!
老婆心ながら、物申しておきます。
韓国の歌い手も、作りてのみなさんにも、以下の映画と、チョー・ヨンピルの歌を、勉強してほしいです。
↑ 映画『風の丘を越えて/西便制』(1993)傑作です
↓ チョ・ヨンピル「釜山港へ帰れ」
以上