【番外篇】原理主義者たちの声明文……書いたのはおとう
そも、日本語というのは、平仮名、真名(漢字)、また片仮名で西洋文化も文明も取り込み、また表記にアルファベット、ハングル、アラビヤ数字、この世にあるありとあらゆる文字を併記することのできる、世界でも類を見ない言語であります。
それが、現在、反知性主義者や知性主義者たち、また、反-反知性主義者に反対し、賛成の反対なのだのひげのおっさんらは、また女たちも子どもも老人も、老若男女悉皆、自分の頭でかんがえることをやめてしまっています。
慾、未来、文明。
これらは常に最新ぽいパッチを当てられ、アップデートされ、勝手に現状に合わせて千変万化、いわばまさに行雲流水のようなものであります。
これらに対抗するには、歴史と、文化であります。かわらないものであります。たとえ解釈がかわろうとも、事実としては変わらない、あれです。
現在地上は、猫民主主義が跋扈し、みな腑抜けになり、食のレジャー化が半端なく、ぼさーっとした顔で観光地をあるいている馬鹿ばかりになりました。
あたしたちは、神の民主主義を切望いたします。猫なんて嫌です。いやよいやよもすきのうち。いごよく、あれ、えどばくふ。
われら、いのちのつづくかぎり、生き、死にかわり、また生きかえってたたかいつづけます。
ねこと。
令和8年霜月十一日
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