【連載小説 短篇予定】美の骨頂㉚神仏習合……厩戸皇子の母は誰なのか......Who are you?
意図的に時空を揺らします。
目的は今のためです。何を為すべきなのか。
牢屋に閉じ込められた登場人物が檻を、鉄(木)棒を掴みます。
「おれは無罪だ」
揺らします。
罪というのは相対的なもので、歴史的・宗教的に照らしてみると無罪のひとは現在(令和)一人もおりません。
不労取得。不可食。不可蝕民。E(エ)。H(非)。カー。
歌舞伎役者。芸人。強姦集団。デート・ドラッグ界隈。
目的や目標を失った射精行為やクリトリスとピル投与。きもちよければ、それですべてよいのかな?
それでいいのかよ
うちはもう、死に場所をさがしています。発情しながらも。
やまない自慰行為。というか自慰なのか交合なのか区別がつかない。いまは秋。猫さびしい季節。
昨夜は泊の公園で乱交しました。そういう夢を見ましたがおそらく現実の記憶に依存するドリームだと思います。橋の影。泊大橋の影と朝日。どっぐ・すたいる。船。人間ドック。
妊娠。
こういったご時世なので週末になると毛遊び(もうあしび)行為が横行します。要するに合コン・強姦・和姦です。
「おまへ、さくやはおたのしみのようでしたね」
と、おとうが言いました。
スカートに精子の匂いがまだついているので否定できない状態でした。
「へえ」
「まあ、いいんだけどさ!」とおとうが言いました。「いいよな?」
「いいと思う」とおかあ。
しかし、
「だれが父おやなのか。。。ま、いいのかな?」
「いいんじゃね」
おとうは線香に火をつけ、福州園の方向に向かって三拝四礼しました。
おかあとおとうはとりま孫が欲しかったのでした。
併し、うちは妊娠しませんでした。この、現世では。
1500年前に、馬小屋で皇子を産み落としたうちは、もう二度と妊娠しない系の子宮になっていたのです。そもそも、高校生のときに卵巣を、ふたつあるもののひとつをチョッキン・オーケーしたので、確率はハーフ・サイズでした。
更年期もはやく、東燃(当年)とって、何歳かな、まあ、二十代中盤ぐらいでしたが、もう性慾は、はっきりいって二倍の半分、ようするにもう殆どないというのが実情でした。
しょうもな。
少女マンガにしても、少年マンガにしても、基本この性慾を中枢にしてストーリーは紡がれます。それなのに、この枢機卿が手前かってに悟られては困るのです。
性慾のない世界にストーリーは浮かびません。それにしてもこの世界線に金慾はないのですから。うちや、おとう、また作者は金を信じていないのだから。
だからせめて、異性や同性をもとめる気持ちを描かないといけません。
だから、時を戻します。みんながまだ、若かった頃。
まずは、うちがクラスメイト(同性♀)の家で、変なカンジなったときの話をします。次に。
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