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【読書記録】「映画監督が教えるまた観たい!と思わせる動画の法則」スティーヴ・ストックマン Bスプラウト訳
「読んだ」というより「目を通した」というべきかもしれない。冒頭に書かれている以下の12の原則について説明がされている程度である。
1. ショットで考える
ダラダラ惰性で撮るのではなく、ここぞという場面を写真のように単発で撮ること。
2. 被写体の白眼が見えてから撮る
表情がしっかり読み取れるように調整が終わるまではカメラを回さない。欧米では目よりも口元の方がものを言うという考えであることがよく知られているが、ハリウッドの監督ともなると、目が感情や思考を表すということにしっかり注目しているのが印象的である。
3. ショットは10秒以内
惰性で長いショットを撮るとつまらない。
4. 足を使ってズームする
カメラのズーム機能は、手ブレが増幅されたり画質が荒くなったりとメリットがあまりないので、ズームするくらいなら被写体に近寄れ。
5. 静かにじっと。そわそわしない。ショット中にズームしない。
カメラを動かすのは手ブレや低画質の温床になる。ワンショットごとにカメラを固定して撮影すべし。
6. 照明を背負う
逆光はテクニックとしては良いが、基本的には人の表情を写すためには被写体の顔に照明を当てることが重要。
7. カメラのデジタル効果をオフにする
加工は後でAdobeなどでやればいいだけのこと。撮影段階で加工していると、方針が変わったり加工がお粗末だったりしたときに引き返すことができない。
8. 自分が面白いと思うものに注目する
自分でも面白いと思えない映像は、誰が見てもゴミ同然。
9. 素人感丸出しのタイトルを使わない
冒頭から期待値を下げるようなことはするな。タイトルが下手ならない方がマシ。
10. 動画は短く
誰も長い動画なんて見たくない
11. 外部マイクを使用する
特に被写体までの距離が遠いと、マイクの感度が自動的に上がってノイズが入りやすくなる。
12. 高品質の誓いを立てる
低クオリティの動画を人に見せるな。