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【読書記録】「最高の集い方 記憶に残る体験をデザインする」プリヤ・パーカー 著, 関美和 訳

私は今、来年開催の大型サマースクールの運営として準備に忙しくしている。スクールの趣旨は

  • 若手研究者の交流を深める

  • 若手研究者が最先端研究にキャッチアップする機会を設ける

  • 若手研究者が自分の研究を広める機会を設ける

の3点にある。毎年大学院生が200名集結し、5日間にわたって濃密なスケジュールをこなす。毎年スタッフを立候補で募り、役職を引き継いで、1年をかけて準備を進める。

そんなわけで、この本が積読チャンネルで紹介されたときには思わず焦って購入してしまった。

「場所は用意する。あとは自分で繋がりを作れ」という態度に陥りがちである。これまでの研究会でもそのように言われてきたし、研究者は自分から人脈を作る力を身につけなければならないと言われる。しかし運営はイベントのデザインをわずかに変えただけで参加者の振る舞いが大きく変わることを自覚しなければならない。

  1. なぜ集まるか

  2. 誰を集めるか(目的に不要な人は入れない)

  3. 裏方に徹することなく、参加者も放置しない

  4. モラルに頼まず、ルールを設定する

  5. 準備は徹底

  6. 参加者に自慢をさせない

  7. あえて対立構造を作り議論を促す

  8. L.O.から散会を納得させる

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