マガジンのカバー画像

読書記録

105
L'homme qui ne pense pas n'est qu'un roseau.
運営しているクリエイター

2021年9月の記事一覧

【読書記録】「ピケティ入門 『21世紀の資本』の読み方」竹信三恵子

純粋にピケティの内容を知りたいなら手を出さないべき。ピケティとアベノミクスの評価を天秤に…

低音
3年前
2

【読書記録】「桜の樹の下には」梶井基次郎

梶井基次郎の短編。「桜の樹の下には屍体が埋まってゐる!」の冒頭でお馴染み。美しいものは必…

低音
3年前
1

【読書記録】「もの思う葦」太宰治

数ページ、短いものは一言のエッセーをまとめたもの。元々は雑誌に1年ほどかけて掲載していた…

低音
3年前
1

【読書記録】「日本人のためのピケティ入門」池田信夫

先に読んだマイクサヴィジ著「7つの階級 英国階級調査報告」で大量に引用されていたピケティ「…

低音
3年前
1

【読書記録】「7つの階級 英国階級調査報告」マイク・サヴィジ 舩山むつみ訳

帰省した際に寄った本屋で平積みされていたもので、高額だったため買わなかったが、非常に読み…

低音
3年前
3

【読書記録】「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」矢部宏治

戦後日本の安保・原発といった国民の生命に直結しながらも未だ解決を見ない問題に対して、憲法…

低音
3年前
2

【読書記録】「カエルの声はなぜ青いのか?」ジェイミーウォード 長尾力訳

古本屋で背表紙に惹かれ、そのまま図書館で借りてきて読んだ。「カエルの鳴き声に色がついて見える」「Oという文字は白い」「absoluteという単語は濃いオレンジの味がする」というような共感覚を紹介し、ここ数十年の研究をまとめる。 共感覚とは上記のような、一見併存し得ないような感覚が実際に誘発される現象である。我々がパソコンやスマホの画面上の文字を捉えることができるのと同じレベルで、共感覚者にはこのような現象が実際に生じている。例えば言葉に対して色を見る共感覚の人間をMRIにか

【読書記録】「月と六ペンス」サマセット・モーム

サークルで提示された課題図書。いくつかある中で古典的(と言っていいのか微妙な時期だが)名…

低音
3年前
3