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車検証の住所と所有者を変更した話

婚約者との同棲をきっかけに、約3年半お世話になった家賃3万2千円の超絶激安物件を6月頃に引っ越した。
住民票の住所変更や免許証の更新、郵便物の転居届などは手短に終わらせた。
ただ車検証の住所変更が終わっていないことを思い出したのでその変更と、ついでに所有者もローン会社から自分へ変更することにした。
その過程があまりにも面倒くさかったので、記念にnoteに書き残そうと思う。

〇注意点

各書類の申請に必要な住民票と印鑑証明書は発行から3ヶ月以内の物車庫証明書は有効期限が約1ヶ月(正確には40日程度)なので、書類申請、発行から運輸局へ向かうまでの日程を予め立てておく必要がある。

ちなみに書類発行に関係する市役所、警察署、運輸局の運営は平日のみ。
更に車庫証明書を発行する為には警察署にて申請後、約3~5日後に受け取りになるので、平日休みがない人は最低でも2日間有給を取得する必要がある。

そして運輸局は基本的にありえない程に混雑しているので、書類提出から受け取りまで4時間ほどかかる場合もある。
結果として平日動ける日を3日間は確保しておいた方が余裕をもって行動出来る。
自分の場合は夜勤明けから書類準備を済ませていたのでなんとかなった。

〇実際に行った手順

ここからは実際に自分が実践した各書類発行→新車検証受け取りまでの手順を書いていく。

【①保管場所使用承諾証明書をネットから申請】

賃貸の場合は保管場所使用承諾証明書をオーナー(管理会社)に記入してもらう必要がある。
自分の場合はネットから管理会社へ申請したら必要事項記入済みの保管場所使用承諾証明書が家まで届いた。
別途発行手数料が3000円ほど必要だった。

【②ローン会社に所有権解除を申請】

一般的には車検所のコピー、印鑑証明書、自動車税納付書、完済証明書、住民票(戸籍謄本)、所有権解除依頼書をローン会社へ郵送するらしいが、自分の場合(オリコ)は電話一本で申請が完了した。
壌渡証明書、印鑑証明書、委任状の3枚が1週間ほどで届いた。

【③市役所で戸籍謄本と印鑑証明書を発行】

今回の引っ越しが1回目なら住民票でOK
自動車購入後に車検証の住所変更を一度もしていない状態で、既に2回以上引っ越している人は戸籍謄本がおすすめ。
車検証の住所変更には車検所に記入されている住所と現在の住所までの移り変わりが証明出来る書類が必要になるが、戸籍謄本なら過去の住所が全て記入されているので一枚で済む。
住民票でも可能だが引っ越した回数に応じて過去の住民票も発行が必要なのでめんどう。

【④警察署にて車庫証明書を申請】

車庫証明書発行に必要な書類
・自動車保管場証明申請書
・保管場所標章交付申請書
・所在図及び配置図
・保管場所使用承諾証明書(賃貸の場合)

自動車保管場証明申請書、保管場所標章交付申請書、所在図及び配置図を受け取り記入する。
2800円程の証紙も必要になるので同時に購入する。
所在図及び配置図は定規で手書きが基本だが、
予めGoogleマップでコピーしておけば同時に
提出するだけでOKなのでオススメ。

①で準備した保管場所使用承諾証明書も同時に提出する。
申請すると発行予定日が書かれた半券を渡されるので、引き換え日に半券と交換する形で車庫証明書を受け取る。

【⑤運輸局にて住所変更】

〇住所変更に必要な書類
・車検証原本
・住民票(戸籍謄本)
・車庫証明書
〇所有者変更に必要な書類
旧所有者
・壌渡証明書(実印が必要)
・印鑑証明書
・委任状(実印が必要)
新所有者
・印鑑証明書
・車庫証明書
・車検証原本
・ナンバープレート(必要な場合のみ)
・印鑑登録済みの実印

運輸局で入手出来る書類
・手数料納付書
・自動車税/自動車取得税申告書
・OCR申告書

手順①
まずカウンターで手数料納付書とOCR申請書を入手し記入。
車検証の内容をほぼ丸写しするので原本を見ながら記入する。
予め住所コードを調べておくとOCR申請書で躓かずに済む。

手順②
手数料納付書に必要な印紙(500円)を購入し、貼付する。

手順③
自動車税/自動車取得税申告書を記入し、
自動車税関連の受付へ記入済みの他書類と一緒に提出。
確認が済んだら書類を受け取り申請窓口へ向かう。

手順④
申請窓口にて番号札を発券する。
提出用と呼び出し用の二枚が発券されるので、
③で確認してもらった書類に提出用の番号札をクリップで挟んで申請窓口のポストへ入れる。

手順⑤
番号が呼ばれるまで待機する。
自分の場合は1時間ほどかかった。

〇まとめ


運輸局によっては多少手順が前後する可能性はあるが大体の流れは同じだと思う。
必要書類が多すぎるのと、その書類も申請と発行がかなり面倒なので、億劫だと感じる人はディーラーや行政書士などで代行をお願いする方が無難かもしれない。
ただ代行の場合は代行依頼費で4~6万円程かかるので注意。
自分は人生経験も兼ねて今回は自力で書類集めから実行してみたが、結果的に1ヶ月半ほどかかってしまった。
しかし手順と書類の記入方法だけ理解してしまえば、自力でもなんとかなる内容ではある。
問題は有給取得が必須な所と、運輸局が絶望的に混雑していること。
住所変更だけならオンラインでも可能らしいので、気になる人はぜひ調べてみてほしい。

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