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全国通訳案内士登録申請!

全国通訳案内士の登録申請をするために、千葉県庁商工労働部 観光誘致促進課へやってきました。30年も千葉県に住んでいるのに県庁を訪れるのは初めてです。緊張しました。自宅からのアクセスが悪いので、交通アプリで何度も行き方を確認しました。心理的には東京都庁の方が近いです。かかる時間も同じくらいです。久々に旅行気分で出かけました。


提出書類は、全国通訳案内士登録申請書、健康診断書、合格証書の原本、合格証書の写し、顔写真2枚、宣誓書、申請手数料(千葉県収入証紙5100円)、登録証の郵送代(切手404円)です。


厄介だったのが、「健康診断書」でした。これは通常の健康診断書ではなく、精神機能の障害の有無を証明する診断書なのです。千葉県に問い合わせると、「医師免許を持っていれば、何科の先生でも構いません。今通っている病院があったらそこで頼んで下さい。」ということでした。それで、かかりつけの整形外科で頼むと断られてしまったのです。通訳案内士に合格した仲間に聞くと、「知り合いの内科医に頼んだら、『こういうの困るんだよね~』と苦笑いしながら書いてくれた」とのことでした。そこで今度は近所の内科クリニックに頼んでみました。最後に診ていただいたのは数年前にインフルエンザにかかった時です。それで「かかりつけ医」と言って良いのだろうか・・・と迷いながら。すると「国家資格の申請ではよくあるんですよ。でも、通訳案内士は初めてですね。」と言いながら、いくつか会話のやりとりをして「問題ありませんね。」と、異常なしの診断書を出してくれたのです。「先生、ありがとうございました。」精神に異常があるかどうかなんて、口述試験でわかりそうなものだけれど・・・。


こうして、無事登録申請までこぎつけることができました。2~3週間で登録証が届き、晴れて「全国通訳案内士」と名乗ることができるのです。


さて、ここまで来たら次は新人研修です。全国通訳案内士は5年に1回「登録研修機関研修」を受講する義務がありますが、新人研修には法的義務はありません。それでも合格者の多くが受講するようです。研修を実施するのは観光庁が認めた登録機関(民間団体)です。会費を払って会員になると研修費用が割引かれるので、通常会員と新人研修はセットで考えることが多いと思います。会員になると通訳案内の仕事を紹介してくれる可能性もあるそうなので、新たに合格した人は、どこの団体の新人研修を受けるのかを慎重に選ぶ必要があるのです。

次回は、全国通訳案内士の新人研修の模様をご報告できたらと思います。


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