3年後に社長が引退。大きな節目を迎える会社で、社員は何を想い、何を成していくのか。
「・・・僕は決めました。
10年後、会社が30周年を迎えるときに、
僕は社長を辞めます。」
当時 新入社員だった私にとって、“社長がいなくなる”という事実はあまりに実感がわかなかった。
それでも、騒然とした空気が漂っていた、あの瞬間は今でも忘れない。
これは、間違いなく会社の大きな節目になる。
そのことだけは、新入社員の私でもわかった。
あれから7年が経った。
社長引退まで、あと3年。
刻一刻と迫るカウントダウンの中で、ここにいる社員たちは何を思い、何を成していくのか。
私は新卒採用担当として、この大きな節目を迎える会社の「今」を残していかなければ、と思った。
これから入社してくれる子たちは、当然ながら、過去を知らない。あの空気を知らない。
私たちがこれから立ち向かう壁も、焦りも、葛藤も、喜びも、どうしたって体験することができない。
だからこそ、この大切な節目を記録していくために、noteをはじめます。
このnoteが、未来へのボトルレターのような存在になることを願って。
つづく
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